my 1ST choice / 美香

LIFEMy Bling Story
2018.10.26
思い入れのあるウォッチやジュエリーとの出会い、初めて購入したものについての思い出はどのようなものでしょう?
さまざまなシーンで活躍している女性たちのストーリーをご紹介します。

美香さん

文化服装学院を卒業後、約10年間アパレルメーカーに勤務。2002年、ヘアサロン「AMATA」をオープン。毛髪診断士。美容に関する製品プロデュースやコンサルタントとしても幅広く活躍。
 艶のあるさらさらの黒髪が人目を惹く美香さん。ファッションデザイナーとして10年ほど活躍した後、「本当に自分の行きたいサロン」作りを目指し、2002年にヘアサロン「AMATA(アマータ)」を東京・南青山にオープン。以来、おしゃれな大人の女性が集うサロンとして注目を集めている。オーナーとして毎日を忙しく過ごす美香さんの“相棒”は、ラドーの「インテグラル」。強い輝きを放つダイヤモンドが黒いケースを彩り、美香さんの漆黒のヘアと調和している。
「以前、雑誌『VOGUE』にこのモデルが掲載されていて、エレガントな雰囲気と近未来的なデザインの美しさに一目惚れして早速買いに走りました。毎日着けているので、今では私の体の一部という気がしています」
 最近は、携帯電話を時計代わりにしている人も多いが、美香さんにとって、時計とは、「仕事をしていく上でなくてはならない存在」なのだという。
「アナログ時計を見ると、『次の約束まであと15分。それなら、あれとこれができる』ということが感覚として分かります。それに、針が時を確実に刻んでいる様子を見ると私も頑張ろう! と思えるのです」
 もっとも思い入れのある時計は、20代前半、フランス出張に行ったときに買った「エメリック・メールソン」。
「スクエアの形とゴールドの色合いがとてもかっこいいと感じました。初めて訪れたパリの美しさにテンションが上がって、記念になる物を買いたいなと思っていて。壊れても何度も何度も修理して使い続けました。当時は、忙しくて寝る暇がないような生活でしたが、時計を見ると俄然、仕事に熱が入りました」
 その後、ブルガリの「ソロテンポ」や、ルイ・ヴィトンの「タンブール」、そして、ベダ&カンパニーの「NO.1」を手に入れた。
「次に、どんな“相棒”に出会えるのか、想像するだけでわくわくします。SIHH(ジュネーブサロン)やバーゼルワールドの最新情報をいつもチェックして、“出会い”に備えているんですよ(笑)」

宮本 柊:取材・文