時計の種類を知ろう。主な駆動方式ごとの仕組みや特徴を分かりやすく解説

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2024.03.01

時計は、単に時間を確認するための道具ではない。人々を魅了する数多くの要素を備えている。この要素のひとつとして、時計の機能を決定する“駆動方式”の違いの面白さが挙げられる。駆動方式ごとの仕組みや特徴を理解し、腕時計の魅力に触れてみよう。


時計の種類について知ろう

時計の魅力は多角的に語られる。精密機械が持つ機能美に心奪われる人もいれば、装飾品としての完成度に魅せられる人もいるだろう。

それゆえ、時計を選ぶ基準も人によってさまざまだ。色や形、あるいは素材など、時計を構成する要素は多岐にわたるためだ。その中で、“駆動方式”も大きなポイントになる。

ここでは駆動方式を軸に、時計の種類を説明していきたい。その仕組みと特徴を知ることで、時計への愛情がより深まっていくに違いない。

駆動方式による違い

SBGW258

グランドセイコー「エレガンスコレクション」Ref.SBGW258
グランドセイコーの誕生60周年を記念して2020年に発表された、オリジナルの復刻モデル。駆動方式としては機械式にあたり、主ゼンマイをリュウズを使って巻き上げる、手巻きのCal.9S64を搭載している。手巻き(Cal.9S64)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KYGケース(直径38mm、厚さ10.9mm)。3気圧防水。341万円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー)Tel.0120-302-617

時計には、当然のことながら、針を動かすための動力が必要だ。どのように時計を作動させる力を生むか、その方法を駆動方式と呼ぶ。

時計の駆動方式は大きく2種類に分けられ、その違いによって時計としての性格や特徴が変わってくる。
時計の出発点となったのは、主ゼンマイをリュウズを使って手で巻き上げる「手巻き」だが、やがて着用者の腕の動きでローター(回転錘)を回すことによって主ゼンマイを巻き上げる「自動巻き」が誕生した。これらが「機械式」と呼ばれる駆動方式だ。

もうひとつの駆動方式は、主ゼンマイではなく、電池と水晶振動子を用いた「クォーツ式」である。

機械式、クォーツ式ともにメリットやデメリットが存在し、またユーザーの好みも分かれる。いずれにせよ、駆動方式は時計にとって重要な要素だ。