2021年 モーリス・ラクロアの新作時計まとめ

FEATURE2021年新作時計
2021.04.17

アイコン マスター グランド デイト

アイコン マスター グランド デイト

モーリス・ラクロア「アイコン マスター グランド デイト」
自動巻き(Cal.ML331)。43石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径45mm、厚さ15mm)。100m防水。93万5000円(税込み)。

 オフセンターされたダイアルと大きなデイト表示、オープンワークされたテンプを備えた「アイコン マスター グランド デイト」が追加された。「アイコン」に代表される、高い外装品質を持ちながら価格を抑えたラインナップと、複雑機構による新たな時間表示方法に挑戦する「マスターピース」コレクションの双方を提供してきたモーリス・ラクロア。今作は、マスターピースコレクションが持つ機械式時計製造のスピリットをアイコンのスタイルで表現したモデルとなる。ケース径は45mmで、アイコンの特徴であるベゼル上の6本のアーム、ケースサイドからラグ、ブレスレットにつながるラインをこちらでも採用する。文字盤上は2時位置にオフセンターされた時分表示ダイアル、その下部にスモールセコンド、8時位置にスケルトン構造のテンプ受けとテンプ、10時位置にはダブルディスクによるデイト表示を備える。時分表示部にはアイコンではおなじみのクル・ド・パリ装飾、ダイアルのプレートにはグレイン仕上げが施され、同系のブルーの中にも表情を持たせている。ケースとブレスレットにおいても、サテン仕上げとポリッシュ仕上げを使い分けながらコントラストを生み出している。ストラップを簡単に交換できるインターチェンジャブルシステムを採用しており、今作にはコーデュラ素材のストラップが付属する。




アイコン オートマティック クロノグラフ チタニウム

アイコン オートマティック クロノグラフ チタニウム

モーリス・ラクロア「アイコン オートマティック クロノグラフ チタニウム」
自動巻き(Cal.ML112)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。Ti(直径44mm、厚さ15mm)。200m防水。47万8500円(税込み)。

「アイコン オートマティック クロノグラフ」の外装にチタンを採用したモデルが追加された。高硬度ながら軽量なチタンをケースとブレスレットに使用するため、直径44mmとやや大柄ながら軽快な着用感を実現した。結果、ケースの主張とダイアルの情報量の多さが生む力強い存在感を、気軽に楽しむことができる。また価格は、機械式クロノグラフとチタン外装を持ちながら43万5000円と戦略的だ。ダイアルは、チタニウムのグレーカラーを活かしたガンメタルグレーの色合いに、同コレクションの特徴である格子状のパターンのエンボス加工が施される。12時位置の30分積算計、6時位置の12時間積算計、9時位置のスモールセコンドのそれぞれのインダイアルはブルーであり、ポリッシュ仕上げとスネイル仕上げによって輝きが加えられている。