ロレックス「オイスター パーペチュアル」にはどんな種類のモデルがあるの?

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2024.05.14

さまざまなシーンでの需要に応える実用腕時計をラインナップしてきたロレックス。その中でも、基本的な機能性を押さえた定番コレクションが「オイスター パーペチュアル」だ。本記事では、このオイスター パーペチュアルのサイズや文字盤の種類について、現行モデルを対象に、一挙に紹介しよう。

ロレックス オイスターパーペチュアル 36

新居賢人:文
Text by Kento Nii
[2024年5月14日公開記事]


ロレックス「オイスター パーペチュアル」の種類を解説!

オイスター パーペチュアルは名前の通り、オイスターケースとパーペチュアルという、ロレックスが他社に先駆けて確立し、現代腕時計の実用性に影響を与えた機能を備えるコレクションだ。

現在、ロレックスのラインナップはこのふたつを採用したコレクションがほとんどだが、オイスター パーペチュアルはこれらのベースにあたるスタンダードなモデルとなっている。また、価格も抑えられているため、ロレックスという腕時計を知るうえでの入門編としてもおすすめだ。その普遍的な魅力は、要所を押さえた機能性や、選択肢の多さからも見て取れるだろう。

また、オイスター パーペチュアルの特徴として、ケースサイズのバリエーションが豊富であることも挙げられる。現行モデルのサイズバリエーションは、直径41mm、36mm、34mm、31mm、28mmの5種であり、性別を問わない、多様なニーズに応えるコレクション展開となっている。

さらに、それぞれに多彩なデザインバリエーションが用意されているため、現代の腕時計らしいファッションアイテムの側面も持ち合わせていると言える。以下では、そのデザイン特徴について触れていく。


ダイアル

ロレックス オイスターパーペチュアル 41

さまざまな文字盤の種類がラインナップされているが、基本スタイルはバーインデックスにバータイプの針。それぞれにクロマライトと呼ばれる蓄光塗料が施されている。

オイスター パーペチュアルのダイアルは、シンプルなバーインデックスと時分針を備えている。さらに、12時位置は象徴的なクラウン、3、6、9時位置のみダブルバトンあるいは大きめのアワーマーカーを取り付けることで、優れた判読性が確保されている。

また、それぞれにクロマライトと呼ばれる蓄光塗料が施されているため、暗所での視認も容易だ。クロマライトはロレックス独自の蓄光塗料で、ブルーの光と、約8時間以上にもおよぶ、長い発光時間を特徴としている。

総じて、分かりやすい華美な要素はないが、ロレックスらしい質実剛健のスタイルと言える。


オイスターケース

ロレックス オイスターパーペチュアル 34

ポリッシュ仕上げとツヤ消し仕上げがコンビネーションされたケースとブレスレット。100m防水にオイスタースティール(904L)という高い性能のみならず、美観にも優れている。

オイスター パーペチュアルが備えるオイスターケースは、高い防水性と防塵性を備えた堅牢なケースだ。ねじ込み式のツインロックリュウズと、ソリッドケースバックによって密閉されており、防水性は100mを有している。また、ベゼルは全モデルに共通してスムースベゼルを採用している。

ケース素材にはオイスタースティールを使用。これは904Lの高性能ステンレススティール素材であり、高い硬度と耐食性が特徴だ。性能のみならず、美観も見るべきだ。オイスター パーペチュアルのケースはサテン仕上げをベースに、ベゼルとサイドをポリッシュ仕上げとすることで、際立つ立体感が作り出されている。

なお、現行のオイスター パーペチュアルは、貴金属や貴石を用いたきらびやかなモデルは用意されていない。よりドレッシー、そして華やかなモデルを選ぶのであれば、デイトジャストやデイデイトといったコレクションが選択肢に加わるだろう。


オイスターブレスレット

ロレックス オイスターパーペチュアル 34

ブレスレットにもオイスタースティールが採用されている。なお、クラスプはイージーリンクが搭載されているため、クラスプ部分のみで5mmの微調整が可能だ。

オイスター パーペチュアルのすべてのモデルには、共通してオイスターブレスレットが取り付けられている。1930年代後半に発表されて以来、アップデートを重ねながら多くのコレクションに採用され続けている基本のブレスレットであり、その高い信頼性には定評がある。

構成は幅広の平らな3列リンクであり、その天面にはサテン仕上げが、サイドにはポリッシュ仕上げが施されている。また、オイスタークラスプとイージーリンクを採用。イージーリンクはコマ詰めせず、クラスプ部分のみで長さを約5mm延長できる。ぴったりの手首サイズに合わせて腕時計を調整できる、実用性の高い機能だ。


現行モデルは2種のムーブメントを採用

ロレックス オイスターパーペチュアル

オイスター パーペチュアル 41およびオイスター パーペチュアル 36に搭載される、自動巻きムーブメントCal.3230。約70時間のパワーリザーブや耐磁性能、高性能な耐震装置など、ロレックスらしい高い実用性を備えたムーブメントだ。

オイスター パーペチュアルは、サイズによって異なる2種の自社開発ムーブメントを搭載している。いずれもC.O.S.C.公認クロノメーターであるのみならず、ロレックスが設けた独自規格によって、ケーシング後の日差-2~+2秒の精度を誇るムーブメントだ。パーペチュアルの名前の通り、両方向巻き上げ式のパーペチュアルローターを採用している。

オイスター パーペチュアル 41および36は、Cal.3230を搭載する。サブマリーナーをはじめとするプロフェッショナルモデルにも搭載される本機は、独自素材であるブルー パラクロム製のヘアスプリングや、パラフレックス・ショック アブソーバーの採用により、安定した精度と高い耐磁性を実現したムーブメントだ。従来機から香箱の構造とエスケープメントの効率に改善が加えられており、そのパワーリザーブは約70時間を備えている。

一方、オイスター パーペチュアルの34mm径、31mm径、28mm径のモデルには、Cal.2232が搭載されている。特許取得済みのシリコン製シロキシ・ヘアスプリングを採用したムーブメントだ。シロキシ・ヘアスプリングもまた高い耐磁性に加え、温度変化に対する耐性も備えている。さらに耐衝撃性も備えているだけでなく、特許を取得したヘアスプリングの形状によって、姿勢差の影響も抑えられた。パワーリザーブは約55時間となっている。

以上がオイスター パーペチュアルの仕様だが、ダイアルの種類についてはケースサイズごとに異なるラインナップとなっている。以下で、現行モデルを対象に、それぞれのコレクションのバリエーションについて記す。


ロレックス「オイスター パーペチュアル 41」

ロレックス オイスター パーペチュアル 41

ロレックス「オイスター パーペチュアル 41」Ref.124300
自動巻き(Cal.3230)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm)。100m防水。

オイスター パーペチュアル 41のダイアルバリエーションは、シルバー、ブライトブラック、ブライトブルー、グリーンの4色に加え、ターコイズブルーをベースとしたセレブレーションモチーフの計5種が用意されている。コレクション史上最も大きいサイズのモデルであり、2020年、39mmモデルと替わって登場した。

シルバー、ブライトブラック、ブライトブルーについては、中心から放射状に反射が広がるサンレイ仕上げのダイアルだ。また、シルバーダイアルのみインデックスにゴールドの縁取りが行われており、高級感がプラスされている。

グリーンについては丹念に塗られたラッカーダイアルとなっている。ロレックスのラッカーダイアルは、真鍮のプレートに計6層のラッカーを重ね塗りしてから磨き上げられる。そうして得られた均一な表面に、ニスを塗布し、さらに磨くことで、輝きと深い色彩が生み出される。

ロレックス オイスター パーペチュアル 41

ロレックス「オイスター パーペチュアル 41」Ref.124300
自動巻き(Cal.3230)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径41mm)。100m防水。

セレブレーションモチーフのダイアルは、黒く縁取られたビビッドカラーがダイアル上部から降り注ぐようにあしらわれており、ロレックスの遊び心を感じさせるものだ。2020年に追加されたこのモチーフは、奇抜でありながら、どこか親しみを感じさせるものとなっている。使用されているカラーリングはキャンディピンク、イエロー、コーラルレッド、グリーンの4色に、ベースとなるターコイズブルーの計5色。ロレックスの中でも、オイスター パーペチュアル独自のダイアルであり、41、36、31mmの3種に登場している。


ロレックス「オイスター パーペチュアル 36」

ロレックス オイスターパーペチュアル 36

ロレックス「オイスター パーペチュアル 36」Ref.126000
自動巻き(Cal.3230)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径36mm)。100m防水。

36mmモデルのダイアルバリエーションは計7種だ。歴史の長い王道的なサイズであり、豊富なカラーバリエーションがそろっている。

サンレイダイアルには、シルバーとブライトブラック、ブライトブルーの3色、ラッカーダイアルにはグリーン、ターコイズブルー、キャンディピンク、そしてセレブレーションモチーフが用意される。

中でも、ターコイズブルーはキャッチーで人気の高いカラーリングだ。また、ラッカーダイアルのキャンディピンクは、36mmモデル限定のカラーリングとなっている。大きすぎないケースの腕時計を探しているのであれば、このサイズから探すのはおすすめだ。


ロレックス「オイスター パーペチュアル 34」

ロレックス オイスターパーペチュアル 34

ロレックス「オイスター パーペチュアル 34」Ref.124200
自動巻き(Cal.2232)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径34mm)。100m防水。

ちょうど中間に当たるサイズである34mmモデルには、定番カラーであるシルバー、ブライトブラック、ブライトブルーに、目を引くピンクを合わせた計4色が用意されている。いずれもサンレイ仕上げだ。メンズモデルとしては比較的小ぶりなサイズ感で、この34mmモデルを区切りに、ムーブメントにCal.2232が採用される。


ロレックス「オイスター パーペチュアル 31」

ロレックス オイスターパーペチュアル 31

ロレックス「オイスター パーペチュアル 31」Ref.277200
自動巻き(Cal.2232)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径31mm)。100m防水。

オイスター パーペチュアル 31も、36mmモデルと同様に7種のバリエーションが用意されている。サンレイダイアルにシルバーとブライトブラック、ブライトブルー、ピンクの4色、ラッカーダイアルにグリーン、ターコイズブルー、そしてセレブレーションモチーフの3種が用意される。

性別問わず着用できるサイズ感であることも相まって、豊富なカラーバリエーションがそろっており、ファッショナブルな男女におすすめのラインだ。ペアウォッチ、シェアウォッチとしても選びやすい。


ロレックス「オイスター パーペチュアル 28」

ロレックス オイスターパーペチュアル 28

ロレックス「オイスター パーペチュアル 28」Ref.276200
自動巻き(Cal.2232)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径28mm)。100m防水。

最小サイズである28mmモデルは、レディース向けのサイズ感だ。34mmモデルと同様のダイアルラインナップであり、バリエーションはシルバー、ブライトブラック、ブライトブルー、ピンクの4種、いずれもサンレイダイアルだ。

女性のあらゆるシーンに当てはまる、定番カラーを押さえたバリエーション展開と言える。


2024年のロレックス新作時計を一気読み!

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ロレックス「オイスター パーペチュアル」のセレブレーションモチーフダイアルが登場! カラフルドットは2020年からの布石だ

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ロレックス オイスター パーペチュアルの魅力とは。歴史と現行モデル

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