『クロノス日本版』9月号(Vol.120)が、2025年8月6日(水)に発売された。第一特集「新作時計深掘り最前線2025」では、注目すべき今年の新作時計を現地取材とインタビューからミクロに深掘りしていく。

Chronos 9月号(vol.120)8月6日発売
第一特集 新作時計深掘り最前線2025
世界的な景気後退に“トランプ関税”、止まない紛争といった課題に直面する時計業界。しかし2025年に各社がリリースした新作は、想像以上に刺激的だった。
コンパクトな「1815」に非凡な完成度を与えたA.ランゲ&ゾーネをはじめ、野心的な女性用自動巻きをリリースしたブルガリに、傑作ムーブメントCal.135を復活させたゼニス。ロレックスは新型の「ダイナパルス エスケープメント」で基幹ムーブメントの刷新を図り、「ニューノーマル」を掲げるタグ・ホイヤーは、ベーシックの底上げに成功しつつある。そしてウブロは素材への回帰を謳い、ルイ モネは新しい「1816」で時計好きを驚かせる。
いったい各社は、どんな意図を新作に込めたのか? スイス現地取材とキーパーソンへのインタビューから、今年注目すべき新作をミクロに深掘りしていく。
第二特集 アイコニックピースの肖像87 セイコー5スポーツ
1963年にリリースされ、日本の時計を大きく変えた「セイコー5」。そもそもは若者向けの時計だったが、その完成度の高さ故に、やがてセイコーの世界戦略機となった。そんな5を、若者向けに取り戻そうとした試みが、68年初出の「5スポーツ」だ。堅牢なムーブメントにユニークなケース、そして鮮やかな色使いは、半世紀以上を経た今、世界中の時計好きたちの心をつかむようになった。
第三特集 独立系を照らし出すもうひとつのジュネーブ時計見本市

例年4月に開催され、今や世界最大の時計見本市として名を馳せるウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ(W&WG)。しかし、この時期にジュネーブで行われているのはW&WGだけではない。大手メーカーが莫大な予算を費やし、パレクスポで新作を発表する裏で、小規模な時計ブランドはどのようにして自分たちの時計を発信しているのか?もうひとつのジュネーブ時計見本市の今の姿に迫る。
腕時計パラノイア列伝 第63回「オーデマ ピゲ創業150年の本質」

1875年にスイスのジュウ渓谷、ル・ブラッシュで誕生したオーデマ ピゲ。創業150周年を迎えた同メゾンが連綿と受け継ぐその本質を、今なお本社を置く創業の地に訪ねる。

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