カシオが展開する「オシアナス」より、2025年の人気ランキングを発表する。フルメタル製の多機能ウォッチとして知られるオシアナスは、優雅なデザインと最新テクノロジーを採用した、ビジネスからカジュアルまで使える汎用性の高さを特徴とする。2025年は、どのモデルが多く販売されたのだろうか?

Text by Tsubasa Nojima
[2025年12月19日公開記事]
オシアナスの人気ランキングTOP5
2004年、世界初のデュアルタイム搭載のフルメタルクロノグラフ電波ソーラーウォッチとして誕生したカシオ オシアナス。なお、G-SHOCKで一大ジャンルを築いていたカシオにとっては、初めてエレガンスを打ち出した腕時計でもあった。もっともオシアナスは、ギリシア神話における海の神「オケアノス」に由来するブランド名の通り優雅なデザインを与えられる一方で、常識にとらわれない革新的な腕時計を次々に生み出してきたカシオらしい先進性を備えた腕時計でもあった。誕生以来、20年以上にわたって進化を重ね、時計市場でのプレゼンスを高めていく。
電波受信機能やタフソーラーなど、便利な機能を搭載するオシアナスだが、近年発表されたモデルでは、Bluetoothでスマートフォンに接続し、専用のアプリを用いて自動時刻調整やワールドタイムの設定、腕時計の状態を確認することが可能なモバイルリンク機能を搭載し、利便性に磨きをかけている。外装面においても、ダイアルの審美性の追求や、サファイアクリスタル製ベゼルリングの採用、ザラツ研磨など、高級時計にふさわしい仕様を与えられている。
そんなオシアナスは2025年、どのようなモデルが注目を集めたのだろうか。ブランドの売上データを基に、そのTOP5を発表する。
第5位:「OCW-S400RA-2AJF」

シンプルな3針モデル。落ち着いたトーンのレトロなカラーリングが特徴だ。グリーンダイアルモデルもラインナップしている。タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径41.3mm、厚さ9.2mm)。10気圧防水。18万1500円(税込み)。
2025年新作として登場した、シンプルな3針のオシアナス。ハーフマット調のブルーグラデーションダイアルを採用し、レトロなデザインに仕上げられていることが特徴だ。バーインデックスにペンシル型の時分針を組み合わせ、3時位置にデイト表示を配したデザインは、ビジネスシーンに相応しい落ち着きをもたらしてくれる。
都市名が配されたベゼルにセットされているのは、高級感あふれるサファイアクリスタル製のリングだ。天面にレーザー加工を施すことでハーフマット調に仕上げ、ダイアルとの調和を図っている。
チタン製のケースは、厚さ9.2mmの薄型。シャツの袖口を邪魔しないスリムなサイズだ。リュウズガードがわずかにスポーティーな印象を与えている。チタンブレスレットは、矢羽根型のコマを組み合わせたデザインを採用し、ケースに合わせてヘアラインをメインに仕上げられている。ケースとブレスレットには、チタンカーバイト処理が施され、耐摩耗性と発色を高めている。
第4位:「OCW-T2600-1AJF」

10年間販売されているロングセラーモデル。オシアナスらしい、エレガントスポーティーなデザインが与えられている。タフソーラー。フル充電時約22カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ10.7mm)。10気圧防水。11万円(税込み)。
2015年に発表され、今なお高い人気を誇るロングセラーモデル。すっきりとしたスムースベゼルや、ブルーを取り入れた爽やかなダイアルが魅力だ。
本作はスポーティーなデザインの多針モデルである。ブルーで縁取られたインダイアルやダイアル外周の都市名表示によって、ストップウォッチやワールドタイム、フルオートカレンダーなどの機能を使うことが可能だ。ソーラー発電システムであるタフソーラーや電波受信機能を備え、基本的にメンテナンスフリーであることもオシアナスの特徴。
チタン製のケースは、リュウズガードを採用した精悍さを感じるデザイン。幅広のプッシュボタンは背が低く、衣服などに引っ掛かりにくい形状だ。チタン製のブレスレットは3連タイプを採用し、ヘアライン仕上げが施されている。バックルには、工具を使うことなくワンタッチで3段階の微調整が可能なスライドアジャスト機構が搭載され、気候や体調に合わせて調整が可能。ケースとブレスレットには、職人の手によるザラツ研磨や、表面硬度を高めるチタンカーバイト処理が施され、質感が高められている。
第3位:「OCW-S7000RA-2AJF」

クラシカルなカラーリングが特徴の2025年新作。爽やかなブルーグラデーションダイアルと精悍なデザインは、オンオフ両方で活躍することだろう。タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。21万4500円(税込み)。
第5位で紹介したOCW-S400RA-2AJFの多針モデル。クラシックスタイルをテーマとしたデザインが与えられており、ブルーグラデーションダイアルとサファイアクリスタル製ベゼルリングをハーフマット調で統一している。
縦三つ目のレイアウトのインダイアルは、リングを取り付けることで立体的に仕上げられている。フランジに都市名がプリントされ、ベゼルにはストップウォッチ使用時に速度を計測できるタキメーターが配されている。
シャープなラグやリュウズガード、多角形のベゼルなど、スポーティーなデザインのケースは、チタン製のため軽量で取り回しやすい。矢羽根型のコマで構成されたチタンブレスレットも、ケースに調和したエッジの効いたデザインが与えられている。プッシュボタン式のバックルには、簡単に手首回りを微調整可能なスライドアジャスト機構が採用され、使い勝手にも配慮されている。
電波受信機能やタフソーラー、スマートフォンと接続することで時刻補正や設定が可能なモバイルリンク機能を搭載する。
第2位:「OCW-S7000B-2AJF」

ブルーからブラックへとグラデーションするダイアルと、DLC加工によるオールブラックの外装を組み合わせたモデル。ベゼルには、サファイアクリスタル製のリングが取り付けられている。タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。23万6500円(税込み)。
夜の海を想起させる幻想的なカラーリングが特徴のモデル。ダイアルにはブルーからブラックへと移り変わるグラデーション蒸着が施され、タキメーターを配したベゼルには、艶やかなサファイアクリスタル製のリングがセットされている。
ダイアルは、デザイン性と実用性を両立させるオシアナスらしいデザイン。インダイアルにはブラックのリングが与えられ、3時位置には立体的なオシアナスのエンブレムが配されている。
ケースとブレスレットは、軽量かつ耐食性に優れたチタン製。DLC加工によってブラックに仕上げられている。ブレスレットは矢羽根型のコマを用いたオシアナスの特徴的なデザインを採用し、ワンタッチで手首回りを微調整することが可能なスライドアジャスト機構が搭載されている。
オシアナスらしく、充実した機能も魅力だ。薄型ケースでありながらも、モバイルリンク機能、電波受信機能、タフソーラー、ワールドタイム、ストップウォッチ、フルオートカレンダーを搭載した多機能性を誇る。
第1位:「OCW-S7000D-7AJF」

爽やかなカラーリングが特徴のオシアナスらしいモデル。モバイルリンクや電波受信機能をはじめとする、多機能性も魅力だ。タフソーラー。フル充電時約19カ月(パワーセーブ時)。Tiケース(直径42.8mm、厚さ9.5mm)。10気圧防水。19万8000円(税込み)。
オシアナスのテーマである海をイメージした、ホワイトとブルーのカラーリングが爽やかな多針モデル。ダイアルのホワイトは、裏面に不透過のホワイトのペイント、表面にシルバー蒸着とクリアマット塗装を施すことで、鮮やかに仕上げられている。インダイアルは透過性のあるブルー蒸着で彩られ、ホワイトとのコントラストを楽しむことが可能だ。本作がここまで凝ったダアルを実現できているのは、高効率な発電用ソーラーセルをインダイアルの下に配した構造のためである。
ベゼルにはホワイトの文字でタキメーターが配されている。リング状のサファイアクリスタルとブルー蒸着を組み合わせることで、透明感の高い、まるで澄んだ海のような見た目を実現している。
チタン製のケースとブレスレットは、チタンカーバイト処理を施すことで耐摩耗性と発色性を向上させている。鏡面にはザラツ研磨が施され、歪みなく輝く様子を楽しむことが可能だ。ケースの厚さは9.5mmに収められ、すっきりとした印象に仕上がっている。



