本日5月10日より、東京・両国国技館で大相撲夏場所が開幕した。先場所では優勝次点の11勝4敗という好成績を残した横綱・豊昇龍は、横綱昇進後初の優勝をかけて今場所に臨んでいる。そんな豊昇龍がインスタグラムでまとっていたのは、ダイヤモンドを散りばめたウブロの豪奢な腕時計。188cm、148kgという堂々たる体躯にもジャストフィットする、横綱らしい風格の一本を紹介しよう。

Text by Yukaco Numamoto
編集:土田貴史
Edited by Takashi Tsuchida
[2026年5月10日掲載記事]
優勝を狙う横綱・豊昇龍、夏場所への意気込みと期待
東京・両国国技館で5月10日から24日まで開催される大相撲夏場所は、“夏場所”とも呼ばれ、江戸時代から続く歴史ある場所だ。5月は気候が安定しており、力士たちもコンディションを整えやすいことから、例年白熱した取組が期待される。そして今場所の注目株として真っ先に名前があがるのが、横綱・豊昇龍だ。
先場所の春場所では、横綱・大の里や大関・琴桜、そして大関返り咲きを果たすことになる関脇・霧島といった強力なライバルたちと熱戦を繰り広げ、11勝4敗の優勝次点という成績を残した。横綱として申し分のない存在感を示しつつも、悲願だった横綱としての初優勝にはわずかに届かなかった。
夏場所に向けた稽古は、春巡業を終えて間もない4月28日からスタート。5月1日に行われた一般公開横審稽古総見では計17番をとり、9勝8敗という結果となった。「20番いったと思ったけど。結構負けているな」と苦笑いを浮かべながらも、「調子は悪くないし、良い稽古ができている。体の調子を確かめながら、出稽古などで準備していきたい」と前向きに語っている。「番数が少なくてもいい稽古をしたい。意味のある稽古をしていきたい」……その言葉には、地道な稽古で着実に準備を重ねる、横綱としての覚悟が滲み出ていた。
モンゴルから来た第74代横綱・豊昇龍の知られざる軌跡
豊昇龍(本名:スガラグチャー・ビャンバスレン)は、大横綱・朝青龍の兄、スガラグチャーの次男としてモンゴルに生まれた。5歳から柔道に親しみ、11歳でレスリングに転向。幼いころから卓越した運動センスを発揮していた。
中等教育を卒業後、レスリング選手としてスカウトを受け、日本体育大学柏高校への留学を決意した。来日当初の体重はわずか66kg。「相撲には自信がない」と話していたほどで、当初は留学に難色を示していた叔父の朝青龍も、最終的には承諾したという。
転機となったのは、高校の授業で相撲を見学したことだった。その迫力に心を打たれ、レスリングから相撲への転向を決意。高校卒業後は立浪部屋に入門し、叔父・朝青龍からのアドバイスをメールで受けながら稽古に励んだ。2018年1月場所で初土俵を踏み、初土俵から5場所連続の勝ち越しを達成。これはあの朝青龍と並ぶ快挙だった。
2020年9月の新入幕時には「2桁勝って三賞を取る」と高らかに宣言。8勝7敗と朝青龍の新入幕9勝にはあと一歩届かなかったものの、その闘志は十分に示している。2023年には大関に昇進し(モンゴル出身力士として史上7人目)、敢闘賞を受賞。そしてついに2025年、第74代横綱の地位へと上り詰めた。
しかし横綱昇進後は怪我に悩まされ、2025年の春場所では右肘と頸椎の痛みにより途中休場を余儀なくされ、翌2026年の一月場所でも左膝の不調を抱えながらの出場が続いた。それでも先の春場所は11勝4敗の優勝次点と確かな実力を示しており、横綱昇進以降初の栄冠への期待が、夏場所に向けてかつてなく高まっている。
インスタグラムで発見した横綱のに手首にかがやくウブロ
そんな豊昇龍が高級腕時計を愛用していることは、熱心なファンの間ではよく知られている。この投稿には、爽やかな私服姿の豊昇龍が映っており、左腕にはダイヤモンドをちりばめた白いウブロが輝いていた。
着用モデルは「ビッグ・バン アエロバン オールホワイト ダイヤモンド」。白を基調としたクリーンなコーディネートに、きらびやかな時計がアクセントを添える姿は、土俵の上の剛毅なイメージとはひと味違う、洗練された横綱の素顔を垣間見せている。
114個のダイヤモンドを纏う豪奢な逸品が、横綱の体格に映える
ウブロ「ビッグ・バン アエロバン オールホワイト ダイヤモンド」は、ステンレススティールケースに114個のダイヤモンドがセットされ、ホワイトのラバーストラップが組み合わされた夏らしい一本だ。ケース径は44mmという大振りのサイズだが、188cm・148kgという体格の横綱・豊昇龍にはジャストフィット。腕元のスケール感が、なんとも豪快で潔い。
文字盤はスケルトン仕様で、自動巻きクロノグラフムーブメントCal.HUB4214の精巧なメカニズムを表裏から鑑賞できる。パワーリザーブは約42時間。豊昇龍が着用するモデルは日本限定モデルと考えられ、オリジナルモデルのスポーティーな雰囲気とは一線を画す、ラグジュアリーな仕上がりが特徴だ。

自動巻き(Cal.HUB4214)。27石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SS(ケース(直径44mm)。10気圧防水。参考品。※2012年モデルであり、現在は販売終了。
豊昇龍はウブロのほかにも、パテック フィリップ「アクアノート」など複数の高級時計を所有していると噂されており、ロンドン巡業での着用姿も確認されている。大振りなケースのモデルを難なく、しかも絵になる形で着けこなすあたりに、横綱としての品格と遊び心の両立が見て取れる。
土俵の上では横綱昇進後初の栄冠を目指し、土俵の外では洗練された高級時計を粋にまとう。そんな豊昇龍の充実した姿を、これからも追い続けようではないか。



