W杯いよいよ開幕! 日本代表メンバー、久保建英がチラりと見せた高級時計の正体とは?

4年に一度のサッカーワールドカップが、いよいよ幕を開けようとしている。5月15日に行われた日本代表メンバー発表会は、NHKと民放2局が生中継するほどの熱気に包まれた。三笘薫や南野拓実ら主力選手の離脱というアクシデントを乗り越えつつも、“歴代最強”ともうたわれる26名が顔をそろえた。そのなかで、ひと際注目を集める久保建英のインスタグラムに、腕時計を着用する1枚を発見した。

久保建英

写真提供:東京スポーツ新聞社
2019年6月のエルサルバドル戦において日本代表デビューを果たした久保建英。18歳5日という年齢は歴代2位の若さだった。現在24歳の久保は、今回のワールドカップでも中心的な活躍が期待される。
文:沼本有佳子
Text by Yukaco Numamoto
編集:土田貴史
Edited by Takashi Tsuchida
[2026年5月24日掲載記事]

5月15日、東京が熱気に包まれた日

 2026年6月11日から、アメリカ、カナダ、メキシコの3か国共同で開催されるワールドカップ。世界中が注目するビッグイベントがいよいよ目前に迫るなか、5月15日、東京都内で日本代表メンバーの発表会が開かれた。森保一監督と日本サッカー協会の宮本恒靖会長、山本昌邦技術委員長兼ナショナルチームダイレクターが登壇し、選ばれた26名の名前を読み上げた。この発表の様子はNHKだけでなく民放2局でも生中継され、国民の並々ならぬ関心の高さを改めて示す場となった。

 発表前からとりわけ注目を集めたのが、負傷を抱えた選手の去就だ。5月9日の試合で負傷交代した三笘薫、昨年12月に前十字靭帯を断裂した南野拓実は、ともに選に漏れる結果となった。一方で、ポジティブなサプライズとして多くのファンの感情を揺さぶったのが、長友佑都の名前だ。今年9月で40歳を迎えるベテランが日本人初の5大会連続出場を果たし、発表の場で感極まって涙を流すシーンも見られた。代表26人のうち、3名を除いた全員が海外組という顔ぶれで、スタメン全員が海外組となる可能性もある。まさに歴代最強の名にふさわしいメンバー構成だ。


久保建英にかかる期待とは?

 今回のメンバーのなかでも、特に大きな期待を集めるのが久保建英だ。前回のカタール大会にはチーム最年少の21歳で挑んだが、クロアチアとの決勝トーナメント1回戦では体調不良のためベンチ外となり、力を出し切れないまま大会を終えた苦い記憶がある。あれから4年。今や“スペインリーグを代表するアタッカー”とまで評されるようになった久保は、今年4月にレアル・ソシエダでスペイン国王杯を制覇し、プロキャリア初のタイトルをつかみ取った。

 久保自身も今季は左足ハムストリングの負傷に苦しんだ時期があり、今回の選考で選外となった三笘や南野の悔しさを誰よりも理解できる立場にある。「ふたりの気持ちも背負って、より責任を感じて頑張りたい」——その言葉には、4年分の思いがにじみ出る。完全復調にはもう少し時間がかかりそうだが、W杯の開幕までに本来の攻撃的なプレースタイルを取り戻してくれることを期待したい。所属するレアル・ソシエダの日本公式アカウントも「おめでとう、そして頑張れタケ!」とエールを送った。世界からの注目を一身に背負い、久保は北米の舞台へ向かう。

 そんな久保建英のInstagramをチェックしていると、愛用する腕時計を着けた1枚を発見した。


Instagramに発見! 腕時計着用姿の久保建英

レアル・ソシエダ公式Instagramの2026年4月26日の投稿。ちょうど見切れてしまっているが、右腕に腕時計を着用していることが分かる。

 この画像から読み取れる情報は決して多くないものの、ステンレススティールケースに一体型のブレスレットが組み合わされた、スポーティかつエレガントなモデルの存在感が伝わってくる。ケースの素材と色味、そしてデイト表示の位置といった細部を見ると、ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ オートマティック」を着用しているものと推測できた。スペインを拠点に、ピッチの内外で世界を旅し続ける久保建英にとって、“旅”をテーマに掲げるこのコレクションはいかにもふさわしい選択だ。

 投稿が公開された4月26日は、久保がスペイン国王杯でプロキャリア初タイトルをつかみ取った直後にあたる。カップ戦制覇の余韻が冷めやらぬなか、ラ・リーガの最終盤も重なって多忙を極めていたはずだ。チームの公式行事か、あるいはスタジアムや練習施設での移動中に撮られたオフショットとも見受けられる。

 残念ながら時計の大部分は見切れているものの、ステンレススティールの一体型ブレスレットが柔らかな光を帯びているのが見て取れる。華美な装飾ではなく、素材の質感そのものが雄弁に語るたたずまいは、オーヴァーシーズならではのラグジュアリースポーツウォッチとしての持ち味だ。ピッチでは鋭い突破力を武器に相手を翻弄し、ピッチを離れれば端正な素顔を見せる久保建英。その両面を映すように、スポーツとエレガンスを高い次元で融合させたこのモデルは、彼が選ぶ時計としていかにも腑に落ちる。


ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」とは?

 1996年に誕生したオーヴァーシーズは、旅をテーマにした時計として30年にわたりブランドを代表するコレクションであり続けている。そのルーツをたどると、一体型ブレスレットを採用したモデル「222」に行き着く。ブランドの創業者のひとりであるフランソワ・コンスタンタンが持っていた、海を越えていく探求心と冒険精神——そのスピリットを色濃く受け継ぐコレクションだ。豊富なダイアルバリエーションと複雑機構を擁しながら、ラグジュアリースポーツウォッチとしての風格を損なわないエレガントなケースの薄さを実現しており、高い完成度を誇る。

 このコレクションの特長のひとつが、独自開発のインターチェンジャブル機構だ。ケースのラグとブレスレットの連結部に備えられたプッシュボタンを押すだけで、特別な工具を必要とせずにストラップを着脱できる。旅先のシーンやコーディネートに合わせて自由に装いを変えられるという実用性は、まさに“旅する時計”ならではのアイデア。別売りのストラップを揃えることで、さらに豊かなスタイリングを楽しめる。

 現行モデルに搭載されるキャリバーはCal.1088/1。144個の部品から構成され、毎時2万8800振動を実現。正確な時刻調整を可能にするストップセコンド機構も備えている。ケースバックから覗くのは、方位図をモチーフにした彫刻ローターだ。旅先での新たな景色への驚きと感動を連想させるその意匠は、世界を舞台に活躍する久保建英が選んだ時計として、思わず頷いてしまう。

オーヴァーシーズ オートマティック

ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ オートマティック」Ref.4600V/200A-B980 (X46AC980)※推定
自動巻き(Cal. 1088/1)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SS(直径34.5mm、厚さ9.33mm)。15気圧防水。378万4000円(税込み)。

「最高の景色を2026」を合言葉に、世界一を目標に掲げる今回の日本代表。26名のメンバーが最終確定したのは、発表記者会見のわずか3時間前だったという。それほどまでに悩み抜かれた末に選ばれた精鋭たちの前に立ちはだかるのが、グループステージ初戦で対峙するオランダだ。

 FIFAランキング7位の強豪を相手に、久保建英の鋭い突破力と創造性がカギを握る。久保を起点にしたチャンスメイクが得点へと結実するシーンをどれだけ多く見せてくれるか——。北米の大地で、彼らはどんな景色を切り拓いてくれるのだろうか。


Contact info: ヴァシュロン・コンスタンタン Tel.0120-63-1755


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