2026年9月2〜8日まで、スイス・ジュネーブで開催されている夏の新作時計見本市「ジュネーブ・ウォッチ・デイズ」。オリスは「ダイバーズ」に「プロパイロット」、そして「ビッグ クラウン」をはじめ、多彩なモデルをリリースし、時計愛好家を湧かせている。
Text by Tsubasa Nojima
[2026年9月4日公開記事]
「プロパイロット X キャリバー 115 ゴンゾ エディション」
ディズニーの人形劇作品、『ザ・マペッツ』とのコラボレーションモデル第3弾として、限定生産となる「プロパイロット X キャリバー 115 ゴンゾ エディション」が発表された。今回テーマに選ばれた「グレート・ゴンゾ」は、自分らしさと挑戦する勇気を象徴する人気キャラクターだ。ベースとなったのは、チタン製の軽快な外装が特徴の「プロパイロット X キャリバー 115」である。

スケルトン仕様のダイアルには、ゴンゾの毛並みをイメージした、ブルー、レッド、イエローのグラデーションに彩られ、3時位置のパワーリザーブインジケーターにチリペッパー型の針を組み合わせるなど、遊び心にあふれたデザインが採用されている。
チタン製ケースの直径は44mm。平面とシャープなエッジを多用したモダンなフォルムが与えられている。シースルーバックを採用し、約10日間のパワーリザーブを誇る手巻きムーブメント、Cal.115の造形を楽しむことが可能だ。本作には、主ゼンマイを巻き上げるとムーブメント内にゴンゾの笑顔が現れるというユニークな機構が搭載されている。

手巻き(Cal.115)。2万1600振動/時。パワーリザーブ約240時間。Tiケース(直径44mm)。10気圧防水。限定生産。170万5000円(税込み)。
「ダイバーズ デイト オリーブグリーン」
1960年代に登場したオリスのダイバーズウォッチに着想を得た「ダイバーズ」は、アイコニックなデザインと、現代の冒険者が求める確かな信頼性、性能、汎用性を融合したコレクションだ。そのラインナップに新たに加わったのが、オリーブグリーンダイアルモデルである。クラシカルなダイバーズスタイルと、自然から着想を得た落ち着きのあるグリーンが個性を演出する。
ダイアルは、ドットとバー、ホームベース型のインデックスを組み合わせることで、どの向きからでも容易に時刻を読み取ることが可能だ。6時位置に日付表示を配し、シンメトリーなレイアウトと機能性を両立させている。ドーム型のサファイアクリスタルや細身の回転ベゼルなど、オリジナルを想起させるディテールも魅力だ。
直径39mmのステンレススティールケースを採用し、内部には自動巻きムーブメントを搭載している。リベット風のステンレススティールブレスレットに加え、トロピックラバーストラップが付属し、シーンやファッションに合わせた使い分けを楽しむことが可能だ。

自動巻き(Cal.733-1)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径39mm)。20気圧防水。46万2000円(税込み)。
「ビッグクラウン ポインターデイト 29mm」
オリスを代表する「ビッグクラウン ポインターデイト」コレクションに、直径29mmの小ぶりなケースを採用した新作が加わった。ダイアルのカラーバリエーションは深みのあるブラックと、華やかなロゼの2種類。
ダイアル中央には放射状のパターンが刻まれ、外周にはポインターデイト用の目盛りが配されている。この目盛りは4つごとに数字、それ以外はドットで示され、煩雑にならないよう工夫がされている。スケルトン仕様の時分針に対応するインデックスやミニッツマーカーは存在せず、時刻を正確に読み取るには慣れが必要だが、その分ゆったりとした時間の流れを感じることができるだろう。
ステンレススティール製のケースにはビッグクラウンを象徴するコインエッジ装飾のベゼルや大型のリュウズが採用されている。内部には自動巻きムーブメントが搭載されている。ベルトは、ダイアルカラーに調和したレザーストラップ、または7連タイプのステンレススティールブレスレットの2種類のバリエーションが用意されている。

自動巻き(Cal.534)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径29mm)。5気圧防水。ステンレススティールブレスレット:42万9000円(税込み)。レザーストラップ:38万5000円(税込み)。

自動巻き(Cal.534)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径29mm)。5気圧防水。ステンレススティールブレスレット:42万9000円(税込み)。レザーストラップ:38万5000円(税込み)。
「プロパイロット ブロンズ」
ジュネーブ・ウォッチ・デイズに先駆けて発表されていたが、紹介したいのが2025年に刷新されたオリスの「プロパイロット」コレクションに加わった、ブロンズケースモデルである。スポーティーでモダンなデザインを採用したプロパイロットのデザインを、ヴィンテージ感あふれる素材で楽しむことができる。
ダイアルは、すっきりとした上品なブラックカラー。立体的なミニッツトラックや、細身でありながらも視認性の高いアラビア数字インデックスを備えている。6時位置には日付表示が配され、ビジネスシーンでも便利に使用することが可能だ。パイロットウォッチらしい普遍的なデザインは、いつの時代も色あせない魅力をたたえている。
直径41mmのケースには、航空機のジェットタービンに着想を得た刻みを施したベゼルや、ヘアラインとポリッシュの磨き分けなど、コレクションに共通する意匠が与えられている。ブロンズは使い込むごとに徐々に酸化し、独特の風合いを宿す素材だ。使用した環境や着用者によって異なる、自分だけの1本を育て上げる楽しみを味わうことができる。
内部には自動巻きムーブメントを搭載。柔らかな雰囲気のスエードストラップが組み合されていることにも注目したい。

自動巻き(Cal.733-1)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。ブロンズケース(直径41mm)。10気圧防水。45万1000円(税込み)。
「オリスソーシャルクラブエディションⅡ」
オリスソーシャルクラブは、世界中で時計を含める趣味の話や楽しみを分かち合う、リラックスしたグループコミュニティーだ。東京や神戸を含む世界各地にコミュニティーが存在し、気軽に参加することが可能である。今回、世界中のオリスソーシャルクラブをひとつに結ぶ限定モデルとして、「オリスソーシャルクラブエディションⅡ」が発表された。本作は世界限定500本が販売される。
ベースとなったのは、ダイバーズウォッチ「アクイスデイト」だ。複雑なパターンが魅力のフロスティグレーホワイトのダイアルを採用し、6時位置には日付表示を配している。この小窓は、毎月1日になるとウィンクをするオリスベアが表れるという仕組みだ。
ケースの直径は43.5mm。目盛りが浮き彫りとなったレリーフベゼルを組み合わせ、ダイアルとケースの一体感を高めている。ケースバックにはスイス・ヘルシュタインのオリスの自社工場が刻印され、特別感を強調している。ベルトは、グリーンのNATOストラップを採用し、軽快に装うことができる。

自動巻き(Cal.733-1)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。SSケース(直径43.5mm)。30気圧防水。世界限定500本。41万8000円(税込み)。



