ヴェネチアニコは、ラボグロウンのブルーオパール文字盤を備えたダイバーズウォッチを「ネレイデ」コレクションに追加した。「ネレイデ オパールブルー」は世界限定600本で、ペトロールブルーやアジュールブルー、コバルトブルーがきらめくタイムピースだ。

[2026年9月23日公開記事]
ブルーの人工オパール文字盤が輝く、ヴェネチアニコ「ネレイデ オパールブルー」
特別な文字盤素材に注力し続けているヴェネチアニコは、タイガーズアイ文字盤を備えた「ネレイデ ティグリス」に続き、人工オパール製のブルー文字盤を採用した600本限定のダイバーズウォッチ「ネレイデ オパールブルー」を発表した。腕の動きに応じてペトロールブルーやアジュールブルー、コバルトブルーに色を変えるオパール文字盤は、差し込む光の角度によって、複雑に重なる層とインクルージョンがきらめく。

自動巻き(Cal.Sellita SW200-1)。SSケース(直径42mm)。20気圧防水。34万1000円(税込み)。日本入荷時期未定。
京セラが製造するブルーの人工オパールを文字盤に採用
本作の主役となるのは、日本の京セラが製造するブルーの人工オパール製文字盤だ。ヴェネチアニコによると、この素材は長い育成期間と精密な制御を要する特別なプロセスによって作られている。要となるのは、素材の内部構造だ。光が内部に差し込み、オパールの組織に当たることで、さまざまなニュアンスの光となって反射する。
この素材の加工は非常に難しい。個々の文字盤は0.4mmの薄いプレートからスタートする。このプレートをカットし、穴を開け、ポリッシュする工程を経て、インデックスが手作業で取り付けられる。これらの作業はヴェネツィアにあるヴェネチアニコの工房で行われる。
オパールプレートにはひとつとして同じ構造を持つものはないため、文字盤の模様や輝き、色の濃さは個体ごとに異なり、製造される600本すべてが一点ものとなると言っていいだろう。
文字盤が天然石であったネレイデ ティグリスとは異なり、本作で採用されたのは長い地質学的なプロセスを経て生み出される天然オパールではなく、より大きくより均一な素材として作られた人工オパールだ。この素材は二酸化ケイ素80%、樹脂20%で構成されている。

ステンレススティールケースと、タングステンカーバイド製インサートを備えたベゼル
スペック面に目を向けると、ネレイデ オパールブルーは200mの防水性能を備えたスポーティーなダイバーズウォッチである。直径42mm、厚さ12.5mmのケースはサテン仕上げのステンレススティール製で、逆回転防止機能付きベゼルは傷に強いタングステンカーバイド製のインサートを備える。文字盤を覆うサファイアクリスタル製の風防には、反射防止加工が施されている。暗所での視認性を確保するため、インデックスと針にはBGW9のスーパールミノバを塗布している。

ロジウムメッキされたローターを備えるセリタSW200-1を搭載
搭載するのは、セリタの自動巻きムーブメントCal.SW200-1だ。ヴェネチアニコはこのスイス製ムーブメントにスケルトン加工とエングレービングを施した真鍮ベースのローターを搭載。表面にコート・ド・ジュネーブ、外側部分にはサンレイ装飾を加え、さらに仕上げとしてロジウムメッキを施している。こうしてケースバックも、時計全体のデザインに調和するように整えられている。
ネレイデ オパールブルーには「サンソヴィーノ」と名付けられた5連ステンレススティール製ブレスレットが付属する。この名前はルネサンス期にヴェネツィアで活躍した建築家、ヤーコポ・サンソヴィーノに由来し、彼の作品に着想を得た構造を持つ。ブレスレットの表面は、サテン仕上げとポリッシュ仕上げが組み合わせられている。クラスプには工具なしで長さの微調整ができるシステムを搭載。
本作の価格は34万1000円(税込み)で、文字盤の神秘的なきらめきをイメージした専用のボックスに収められて届けられる。



