2022年 タグ・ホイヤーの新作まとめ

FEATURE2022年新作時計
2022.04.09

タグ・ホイヤー ブース

Photograh by Yu Mitamura

アクアレーサー プロフェッショナル1000スーパーダイバー

アクアレーサー プロフェッショナル1000スーパーダイバー

タグ・ホイヤー「アクアレーサー プロフェッショナル1000スーパーダイバー」
自動巻き(Cal.TH30-00)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径45mm、厚さ15.75mm)。1000m防水。78万6500円(税込み)。7月発売予定。

 その名の通り、1000mという深度に耐えるプロ仕様のダイバーズウォッチ。「アクアレーサー」としてのデザインコードを受け継ぎつつ、大型のリュウズプロテクターやヘリウムエスケープバルブ等の装備が与えられている。特別なのは外装だけではない。ムーブメントには、クロノメーター認定を取得した高い精度と約70時間のパワーリザーブを備えるケニッシ社製Cal.TH30-00が採用されている。ケニッシ社のムーブメントは、多くの有名ブランドが採用してきたが、今回タグ・ホイヤーもその中に名を連ねることとなった。




タグ・ホイヤー カレラ プラズマ

タグ・ホイヤー カレラ プラズマ

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ プラズマ」
自動巻き(Cal.ホイヤー02T)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約65時間。ブラックアルマイト(直径44mm)。100m防水。

 タグ・ホイヤーを代表するコレクション「タグ・ホイヤー カレラ」に、アバンギャルドな1本が登場した。今作は、サンドブラスト仕上げを施したブラックアルマイト製ケース、ダイアル、リュウズ等の細部にまでダイヤモンドをあしらったモデルである。特にリュウズは、ひとつの大粒の結晶を削り出して成型している。これらのダイヤモンドは、人の手によって結晶を成長させた、ラボグロウンダイヤモンド。もちろん、その製造には高度な技術を要する。その革新性を強調するように、ムーブメントはトゥールビヨンとクロノグラフを備えたCal.ホイヤー02Tを搭載している。




モナコ ガルフ スペシャルエディション

モナコ ガルフ スペシャルエディション

タグ・ホイヤー「モナコ ガルフ スペシャルエディション」
自動巻き(Cal.ホイヤー02)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SS(縦39mm×横39mm)。100m防水。83万6000円(税込み)。

 タグ・ホイヤーとモータースポーツとの関わりを語るうえで欠かせない、オイルブランドのガルフ。タグ・ホイヤーは2007年より、その特徴的なカラーリングをダイアルに落とし込んだ「モナコ」をはじめとするモデルを発表してきた。今作もその流れを汲むスペシャルエディションであるが、これまでのモデルとは異なり、自社製ムーブメントであるCal.ホイヤー02を搭載したことが最大の特徴である。アイコニックなスクエアケースは、幅39mmと取り回しやすいサイズにまとめられ、滑らかに磨き上げられたプッシュボタンは、クロノグラフの操作性向上に寄与している。裏蓋はシースルーとなっており、特別にオレンジカラーとしたコラムホイールを見ることができる。レザーストラップは、スポーティーなパンチング加工が施されている。




タグ・ホイヤーカレラ×ポルシェ リミテッドエディション

タグ・ホイヤーカレラ×ポルシェ リミテッドエディション

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤーカレラ×ポルシェ リミテッドエディション」
自動巻き(Cal.ホイヤー02)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約80時間。SS+ブラックDLC(直径44mm、厚さ14mm)。100m防水。世界限定1500本。83万6000円(税込み)。4月発売予定。

 タグ・ホイヤーとポルシェの2回目となるコラボレーションモデル。前作同様に、05~60までの表記のインデックスやハンドル型の自動巻きローターを特徴としている。随所に取り入れられたイエローカラーは、ポルシェのレーシングカーで用いられているものと同色である。そのスポーティな魅力を引き立てるべく、ケースやダイアル、ストラップはブラックに統一されている。搭載するムーブメントは、自社製クロノグラフのCal.ホイヤー02である。世界限定1500本が用意され、ケースバックには、“ONE OF 1500”の文字が刻まれる。