【オメガ×スウォッチ】ムーンスウォッチは何種類?魅力と特徴を解説

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2023.03.30

ムーンスウォッチは、オメガとスウォッチのコラボにより誕生した注目のコレクションだ。「ムーンウォッチ」ことオメガのアイコンであるスピードマスターをベースに、太陽系を中心とした各惑星のイメージを落とし込んだユニークなデザインが特徴。本記事では、現在も入手困難が続くムーンスウォッチについて紹介する。

ムーンスウォッチ


オメガとスウォッチの関係

2022年3月、オメガとスウォッチのコラボが発表されるや否や、各方面で話題を呼んだムーンスウォッチ。

ブランド同士のコラボアイテム発売は珍しくはないが「高級機械式時計のオメガと、ユニークでプチプライスが魅力のスウォッチがなぜ?」と感じた人も少なくないだろう。

スウォッチは、時計製造・販売の一大コングロマリットを形成するスウォッチ グループが1983年に打ち出したブランドである。そもそもスウォッチ グループは、1970年代のクォーツショックを受け、オメガやティソを擁する「SSIH」とロンジンを擁する「ASUAG」とが合併したものであり、日本製クォーツ時計からシェアを奪い返すことを意図していた。

そして、そのグループ傘下にあるのが、今回コラボすることとなったオメガなのである。


現在も入手困難が続くスペシャルコラボ

2022年の発売から1年が経過した現在も、ムーンスウォッチの欠品は続いており相変わらずの入手困難具合だ。

だが、今回のコラボウォッチは数量限定アイテムではない。引き続きスイスの工場で製造され、順次店舗へと納品されている。

とはいえ、スウォッチの店舗が全世界で展開されていることや、厳選された店舗への納品であることを考えるとスムーズに購入できるまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

ちなみに、ムーンスウォッチの日本国内での取り扱いは、大阪・名古屋・東京・横浜に限られる。


ムーンスウォッチの特徴と魅力

数量限定ではないにもかかわらず、現在も人気の高さが衰えないムーンスウォッチ。その魅力はどこにあるのだろうか。

伝説の「ムーンウォッチ」がベース

Mission to the Moon

ダイアルの12時位置では「OMEGA×SWATCH」の文字でコラボレーションをアピール。

「ムーンスウォッチ」という名前からもわかる通り、今回のコラボウォッチはオメガのスピードマスター、別名「ムーンウォッチ」をベースにデザインされている。

スピードマスターは、オメガを代表するコレクションだ。

ムーンスウォッチにはタキメーター搭載ベゼルや左右非対称のケースなど、スピードマスターに欠かせない要素がしっかりと反映されている。

Mission to the Moon

タキメーターの目盛までムーンウォッチを忠実に再現している。

遊び心満載のユニークなデザイン

Mission to the Moon

ケース素材には、3分の2をセラミック、3分の1をヒマシ油を原料としたバイオセラミックを採用。スウォッチでおなじみのABS樹脂とは一味違った質感に仕上がった。ケースバックにはそれぞれの惑星が描かれる。

ムーンスウォッチの特徴は、モデルごとに異なるポップな色使いとバイオセラミック製ケースだ。

バイオセラミックとは、3分の2をセラミック、3分の1をヒマシ油を原料としたスウォッチが特許を取得している特殊な素材である。耐傷性・耐久性が高く、また、プラスチックとは違う独特な質感が特徴だ。

すべてのモデルに共通しているのは、文字盤の12時位置にある「OMEGA×SWATCH」の表記と、3時位置のムーンスウォッチのロゴと9時位置のスピードマスターのロゴだ。

ケースバックにはそれぞれの惑星デザインがあしらわれているほか「大きな夢を抱き、空高く飛び、宇宙を探索、惑星へ旅をしよう」というメッセージも記されている。

そして3時位置のムーンスウォッチのロゴと9時位置のスピードマスターのロゴだ。

ケースバックにはそれぞれの惑星デザインがあしらわれているほか「大きな夢を抱き、空高く飛び、宇宙を探索、惑星へ旅をしよう」というメッセージも記されている。

コンプリート可能な価格帯

ムーンスウォッチがこれほどまでに注目を集めているのは、オメガとのコラボという話題性だけでなく価格帯も挙げられるだろう。

今回展開されている11種すべて、税込みで3万3550円というから驚きだ。定価であれば全11種を揃えても約37万円。人気高級時計1本以下の価格でコンプリートできるため、オメガやスウォッチのブランドファンをはじめ、各界隈で人気を集めているのも当然だろう。