30代以上の男性が着けたい腕時計とは? ハミルトン、オメガ、セイコー アストロンを紹介!

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2024.07.26

30代は、ビジネスでもプライベートでもさまざまな変化が起こりやすい年代だ。ビジネスでは責任ある立場に就く人が多くなり、プライベートでは、家族を支える存在としての風格が求められる人もいる。そんな30代の男性は、どんな腕時計を選ぶのだろうか? 本記事では、30代を迎えた読者に向けて、ハミルトン、オメガ、セイコー アストロンから「選んでほしい」腕時計をピックアップした。


30代男性に勧めたい腕時計とは?

 世間の30代男性には、どんな腕時計が勧められるだろうか? この世代のライフステージやライフスタイルから、考えてみた。

身だしなみとして見られることを意識

 30代は社会人として仕事にも慣れ、重要な案件を任されたり部下を育成したりと、顧客や後輩と接する機会も多くなる。そんな30代にとっての腕時計は、単に時間を知るためのものではなく、身だしなみの一部として重要な役割を持つアイテムたりえる。

 リーズナブルなプラスティック製の腕時計にもファッション性が高く、性能が良いモデルは多数存在するが、30代であれば人に見られることを意識して、ある程度の高級腕時計を身に着けるという選択肢が優先されるかもしれない。

 多くのブランド腕時計には、さまざまなストーリーやステータスが込められている。腕時計の持つ背景が、新たな自信を与えてくれるはずだ。

腕時計の価格はどのくらい?

 腕時計の価格は、ピンからキリまでさまざまだ。数千円で買えるものもあれば、数百万円を超えるものもある。30代が最初の1本として購入するのであれば、20万~50万円台がひとつの目安となる。

 これくらいの予算であれば、機能性や品質が高いものが多く、豊富なデザインや素材から自分好みの腕時計を見つけられるだろう。

 また、この価格帯の腕時計には、定期的にメンテナンスをすれば長く使えるものが多いのもポイントだ。なかには一生モノとなる腕時計もある。予算と相談しながら、お気に入りの1本を見つけよう。


腕時計の選び方

 腕時計はそれなりに高価なものである。できるだけ失敗はしたくないものだ。腕時計を選ぶ際に知っておきたいポイントを解説する。

ビジネスなどのシーンやライフスタイル

 腕時計を選ぶ際に重要なポイントは、自分がどのようなシーンで使うかをイメージすることだ。

 ビジネスシーンであれば、勤務先の雰囲気やドレスコード、自分のポジションなどを考慮することが必要になってくる。例えば、堅めの職業なのに、ピカピカの金メッキの腕時計を着けていては、職場の雰囲気から浮いてしまう可能性も否定できない。

 また、腕時計を身に着ける際の服装にも気をつけたいものだ。スーツスタイルとカジュアルスタイルでは、腕時計の与える印象がガラリと変わってしまう。さらに、大柄な人であればサイズの大きめな腕時計を選ぶなど、体型も考慮すると失敗が少ない。

機能とデザイン

 腕時計の機能やデザインも重要なポイントだ。特にビジネスシーンで使用するのであれば、デジタルではなくアナログのものを選ぼう。腕時計の文字盤は最も目に付きやすい部分であるため、奇抜なデザインのものは避けたほうが無難だと言える。

 ベルト部分は、レザーベルトか金属製ブレスレットの2択になる。フォーマルな印象を高めたいのであれば黒のレザーベルトがおすすめだ。

 ラバーベルトは軽量で、汗や汚れに強いというメリットがあるが、カジュアルな印象が強く、ビジネスシーンには向いていない。

 腕時計の色はベーシックなシルバーカラーが最も使い勝手が良いだろう。ビジネスにもフォーマルにも、プライベートにもマッチする色だ。その他、黒や白も使いやすい色だということを覚えておくと、選択の幅が広がる。


30代以上の男性におすすめの人気ブランド

30代以上の男性であれば、ブランド物の腕時計を着けてみたいと思う人も少なくないだろう。おすすめの人気ブランドを紹介する。


名門として知られるハミルトン

 ハミルトンはアメリカで創業した腕時計ブランドだ。鉄道時計や航空時計の生産で培った確かな技術力で、堅牢なミリタリーウォッチや斬新なデザインの腕時計を多く生産している。

 また、ハミルトンの腕時計は映画やドラマの小道具として用いられることも多く、さまざまな著名人が身に着けていることでも知られていて、ファンの多いブランドだ。

 比較的入手しやすい価格帯の腕時計が多いのもうれしいポイントだと言える。


実績に裏打ちされた信頼性の高いオメガ

 オメガはスイスの腕時計ブランドだ。独自開発されたムーブメントは非常に精度が高く、信頼性の高さからオリンピック公式時計として採用されている。

 オメガと言えば宇宙との関係が切り離せない。数多くの腕時計の中から唯一過酷なテストをクリアし、1965年にNASAの宇宙飛行士の標準装備として採用された「スピードマスター」は、オメガを代表する腕時計だ。

 1969年にはスピードマスターを着けた宇宙飛行士が、人類史上初めて月面に足を踏み入れた。これによりオメガは、堅牢性と信頼性の高いブランドとしてより一層知られるようになったのである。オメガの腕時計はデザインも洗練されており、ビジネスマンにも人気が高いブランドだ。


高い実用性を誇るセイコー

 セイコーは世界初のクォーツ腕時計を発売するなど、先進性と高い技術力を武器にしている日本の時計メーカーだ。

 1999年には独自の機構「スプリングドライブ」を発売し、機械式腕時計と同様にゼンマイの動力を使いながらも、クォーツ時計と同等の高い精度を実現するなど、独創的かつ革新的なテクノロジーにより、世界からも評価されている。

 ビジネスユースからタウンユースまで、幅広いシーンで使える豊富なデザインもセイコーの腕時計の魅力だ。


30代以上の男性におすすめの腕時計

前述の人気ブランドから1種類ずつ、おすすめの腕時計を紹介する。いずれも30代男性の手元を飾る、一生モノの腕時計としてふさわしいものばかりだ。


ハミルトン「カーキ パイロット パイオニア メカ クロノ」

ハミルトン「カーキ パイロット パイオニア メカ クロノグラフ」Ref.H76409530
ハミルトン「カーキ パイロット パイオニア メカ クロノ」Ref.H76409530
現行品としては珍しい手巻きクロノグラフムーブメントを搭載したパイロットウォッチ。ミリタリーモデルらしく、実用性を重視したストイックなデザインに、ヴィンテージ感漂う要素がプラスされている。手巻き(Cal.H-51-Si)。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40mm、厚さ14.35mm)。10気圧防水。31万1300円(税込み)。(問)ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン Tel.03-6254-7371

 1970年代にイギリス空軍へ納入していたモデルを復刻したパイロットクロノグラフ。その出自を示すように、ブラックのダイアルには光の反射を抑えるグレイン仕上げが施され、ステンレススティール製のケースはサテン仕上げを基調としている。

 ダイアルのレイアウトは至ってシンプル。3時位置には30分積算計、9時位置にはスモールセコンドが配され、外周をアラビア数字インデックスが並ぶ。針はラッカーによってホワイトに塗られ、ダイアルとのコントラストが、高い視認性を生み出している。

 搭載するムーブメントは、手巻きクロノグラフのCal.H-51-Siだ。シリコン製ヒゲゼンマイを採用し、高い耐磁性と約60時間のパワーリザーブを備えている。

 ミリタリーモデルらしいシンプルで実用的なデザインに、主ゼンマイを巻き上げるという手間を楽しむことができる手巻きムーブメントを組み合わせた本作は、長年の愛用に耐えうる1本だと言えるだろう。


オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」Ref.310.30.42.50.01.001

オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」Ref.310.30.42.50.01.001
第4世代以降、その姿をほとんど変えずにブラッシュアップされてきた「スピードマスター」。2021年に登場した本作は、マスター クロノメーター認定の高耐磁と高精度を誇るCal.3861を搭載する。手巻き(Cal.3861)。26石。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm、厚さ13.2mm)。5気圧防水。107万8000円(税込み)。(問)オメガ Tel.0570-000087

 過酷な試験に耐え抜きNASAに正式採用され、1969年の月面着陸をはじめとする数々のミッションで活躍してきた、オメガ「スピードマスター」の現行モデル。本作はその中でも、シーホースが配されたソリッドバックと強化プラスティックガラスの風防を採用したモデルだ。2021年のモデルチェンジによって、ダイアルの立体感やブレスレットの造形、ムーブメントに至るまで、あらゆる面でのブラッシュアップが図られた。

 特筆すべきは、高耐磁と高精度を満たしたマスター クロノメーター認定の手巻きクロノグラフムーブメントCal.3861。月面に降り立った第4世代のスピードマスターが搭載したムーブメントの直系にあたり、カムと水平クラッチによって制御されるクロノグラフ機構と、コーアクシャル脱進機を搭載している。

 時計史に名を残す最も有名なクロノグラフ。コレクターにとってはもちろん、初めて高級時計を手にしてみようとする方にとってもお勧めできるマスターピースのひとつだ。


セイコー アストロン「Nexter」Ref.SBXC109

セイコー アストロン「Nexter」Ref.SBXC109
その後の腕時計のあり方を一新した1969年のセイコー「クォーツ アストロン 35SQ」の名前を受け継ぐ「アストロン」コレクション。本作では、GPS電波受信機能によって世界中のあらゆる場所で正確な時刻を得ることができる。GPSソーラー(Cal.5X53)。12石。Tiケース(直径42.7mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。30万8000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室 Tel.0120-061-012

 1969年に世界で初めて市販されたクォーツウォッチの名を継ぐ、「アストロン」コレクション。その中でも「ネクスター」は、ブレスレット一体型のスタイリッシュなケースと、高級感あふれるサファイアクリスタルベゼルを採用し、次世代のリーダーにふさわしいシリーズとして位置付けられている。本作はGPS衛星電波を受信することで時刻調整が可能なハイエンドモデルだ。ケースとブレスレットには軽量なチタンが採用され、長時間の着用でも負担になりにくい点も魅力である。

 ワールドタイムやデュアルタイム表示、パーペチュアルカレンダーなどの豊富な機能を備え、ふたつのプッシュボタンとリュウズを用いて操作することが可能だ。

 視認性や装着感、防水性といった、日常使いの腕時計に求められる要素を必要十分な次元で兼ね備え、GPS電波受信機能によって、いついかなるときも正確な時刻を示す本作は、実力を磨いてきた30代の男性にこそふさわしい。


手元にも意識を向けよう

 腕時計はアクセサリーを身に着けることの少ない男性にとって、個性を主張できる数少ないアイテムのひとつだ。

 30代ともなれば、ビジネスでもプライベートでも、さまざまな人と関わることが多くなる。腕時計はそんなとき、心強いお守りとなってくれるはずだ。


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