ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・オートマティック」の35mm径モデルに、18Kピンクゴールドの新作が登場

ヴァシュロン・コンスタンタンは「オーヴァーシーズ・オートマティック」の新作として、ピンクゴールドで統一されたきらびやかなモデルをコレクションに追加した。「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2023」で発表された35mm径モデルのバリエーションとして登場する本作は、「One of Not Many」キャンペーンへのザリア・フォーマンの加入とともに発表された。

新たな旅へと誘うピンクゴールドの輝き

　耐久性を考慮した設計に、ケースとブレスレットが一体化したラグジュアリースポーツウォッチのフォルムを特徴とするオーヴァーシーズコレクション。今回、その新作として、外装素材を18Kピンクゴールドで統一したケース直径35mmのモデルが登場した。

　この新作は、”少数精鋭の一員”を意味するメゾンのパートナーシップ、「One of Not Many」キャンペーンへのザリア・フォーマンの起用と合わせて発表された。探検家である同氏は、その優れた感性と技術をもとに、探検先で実際に見た情景を忠実にキャンバスへと落とし込む芸術家としても知られている。

　この新たなパートナーシップに華を添える新作は、モデル全体を温かみのあるワントーンで統一した、調和のとれた輝きに溢れる一本に仕上がっている。ダイアルには、サンバーストサテン仕上げが施された透明なラッカー仕上げのダイアルを採用。繊細にそのカラーニュアンスを調整することで、ミドルケースやブレスレットとの完璧な調和が追求されている。

　加えて、象徴的な6面ベゼルには90個ものダイヤモンドがセットされており、さらなる個性と輝きを与えるとともに、スリムかつラグジュアリーなカフ・ウォッチのデザイン性が踏襲されている。スポーツシックが魅力のオーヴァーシーズだが、メゾンが定義するオートオルロジュリーとしての条件は全て満たしている。そのため、今回の18Kピンクゴールドの採用はむしろ本質的であり、ベゼルにセッティングされたダイヤモンドも、その本質の強調にふさわしいと言える。

　また本作には、2023年4月に発表された35mm径の「オーヴァーシーズ・オートマティック」と同様に、新たなインターチェンジャブルシステムが採用されている。ブレスレットだけでなくバックルも簡単に交換できるこのシステムは、多面性を重視するシリーズにおいて、極めて実用性の高いものとなっている。

　交換用として付属するホワイトのストラップはピンクゴールドの輝きとも調和し、カーフスキンは都会的、ラバーストラップはスポーティなタッチをコレクションに添える。着用シーンに合わせて交換すれば、新作はあらゆる日常生活のシーンに対応する一本となってくれるだろう。

　ムーブメントにはキャリバー1088/1を内蔵する。144個の部品から成るこのキャリバーは毎時2万8800回の振動数を採用しており、正確な時刻調整を可能とするストップセコンド機構を備えている。

　パワーリザーブは約40時間。トランスパレント仕様のケースバックを採用しているため、サファイアクリスタル越しにそのバックビューを鑑賞することができる。