IWCは1886年にカール・ベンツが自動車の特許を取得してから、2026年で140周年となる節目をメルセデス・ベンツと共に祝うモデル、「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット “140イヤーズ・メルセデス・ベンツ”」を発表した。ブラック文字盤に差し色となるゴールドカラーのインデックスや針を配し、ケースバックには歴史的なメルセデス・ベンツのロゴをあしらってる。搭載するCal.82665は、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026で発表された永久カレンダー機構「パーペチュアル・カレンダー・プロセット」を備え、リュウズで各表示を連動させながら、前後両方向に調整できる点が特徴だ。

自動車誕生140周年をメルセデス・ベンツと共に祝うIWCの最新作
IWCは、長年のパートナーであるメルセデス・ベンツと共に自動車誕生140周年を祝う、「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・プロセット “140イヤーズ・メルセデス・ベンツ”」を発表した。
本作には、ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026で発表された永久カレンダー機構「パーペチュアル・カレンダー・プロセット」が搭載されている。プッシュボタンを使用することなく、リュウズひとつでカレンダー調整でき、時刻合わせのような感覚で操作できることが特徴だ。世界限定140本の本作は、ブラックとゴールドを基調とする配色や歴史的なロゴを組み合わせた、特別なデザインとなっている。
IWCとメルセデスAMGのパートナーシップは2004年に始まった。2013年からはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームの公式エンジニアリング・パートナーも務め、チームウォッチやメルセデス・ベンツの「Gクラス」に着想を得たモデルなどを展開してきた。本作は、こうした協業関係を背景に、1886年の自動車誕生から140年という節目を記念する特別なモデルだ。

ブラック文字盤にはゴールド製のアプライドインデックスとゴールドメッキの針を配し、ホワイトの分目盛りが採用されている。サファイアクリスタル製ケースバックを飾るのは、1926年にダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフトとベンツ&シーが合併した際に誕生した、メルセデス・ベンツの初代ロゴだ。ベンツに由来する月桂冠と、ダイムラーを象徴するスリーポインテッド・スターが組み合わされている。
2026年登場の「パーペチュアル・カレンダー・プロセット」を搭載
本作が搭載するのは、「パーペチュアル・カレンダー・プロセット」を備えた自動巻きムーブメントのCal.82665である。2026年に登場したこの機構は、IWCが長年培ってきた永久カレンダーの操作性をさらに発展させたものだ。
その歴史は、1985年に時計師クルト・クラウスが発表した永久カレンダー機構にまでさかのぼる。大小の月の判別や閏年を自動で表示するとともに、リュウズの操作だけで調整ができ、当時としては画期的な機構であり、カレンダーの逆回しも不可能だった。しかし、時計回りにしか調節できないという制約があった。プロセットでは、カレンダーモジュールを歯車のみで構成する設計へと再構築。リュウズのみで逆回しでのカレンダー調整も可能とした。
この再設計に伴い使用された精密部品は、リソグラフィと電鋳技術に基づく「LIGAプロセス」によって製造される。
文字盤には、3時位置に日付、6時位置に月、9時位置に曜日を表示するインダイアルを配置する。また12時位置には、北半球と南半球から見た月の満ち欠けを示すダブルムーンフェイズ表示を備える。このムーンフェイズ表示は、新設計の減速歯車列によって理論上の誤差を1040年に1日に抑えた超高精度なものだ。さらに、7時位置と8時位置の間には、IWCの永久カレンダーを特徴付ける4桁の西暦表示を配している。
Cal.82665にはニッケル・リン製の脱進機とシリコン製ヒゲゼンマイを採用する。セラミックス製パーツを用いたペラトン自動巻き機構により、ローターの両方向の回転を巻き上げに利用し、約60時間のパワーリザーブを確保する。




