ヴァシュロン・コンスタンタンより、新作「レ・キャビノティエ・テンポリス・デュオ・グランドコンプリケーション・オープンフェイス」が発表された。本作は、ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、トゥールビヨンを搭載したユニークピースのグランドコンプリケーションウォッチだ。
ヴァシュロン・コンスタンタンの卓越した技術が生み出した芸術作品
ヴァシュロン・コンスタンタンの中でも時計製造技術の粋を集めたユニークピースを手掛ける「レ・キャビノティエ」に、新作「レ・キャビノティエ・テンポリス・デュオ・グランドコンプリケーション・オープンフェイス」が加わった。サファイアクリスタルダイアルとスケルトンムーブメントを採用した本作には、職人の手作業によって実現した数々の複雑機構が搭載されている。

ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、トゥールビヨンを搭載したグランドコンプリケーションウォッチ。ダイアルは、厚さ0.5mmのサファイアクリスタル製。手巻き(Cal.2757 S)。61石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約58時間。18KPGケース(直径45mm、厚さ16.4mm)。ユニークピース。要価格問い合わせ。
本作に搭載されている複雑機構は、ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、トゥールビヨン。696個ものパーツで構成されたCal.2757 Sは、隅々まで磨きこまれ、ダイアルとケースバックの両面から鑑賞することが可能。輪列の一部の歯車にチタン素材やニッケル-リン鋳造、独自の歯形を取り入れることで、操作の確実性を高めている。伝統的な時計製造技術をベースとしつつ、スプリットセコンドのレバーやアイソレーターにシリコンを用いるなど、最新技術を積極的に採用し、スペックを向上させるなど、ヴァシュロン・コンスタンタンらしい革新性も盛り込まれている。

3つのインダイアルは、2時位置が30分積算計、6時位置がスモールセコンドを兼ねたトゥールビヨン、9時位置が時刻表示用である。センターには、アルミニウム製のグリーンのクロノグラフ秒針が配され、クロノグラフ起動時に4時位置のプッシュボタンを押下することで、重なって動いていた2本のクロノグラフ秒針のうち、1本がストップする。もう一度4時位置のプッシュボタンを押すことで、瞬時にクロノグラフ秒針が重なって動き出す仕組みだ。

ミニッツリピーターは、9時位置のスライダーによって起動することができる。内部にはフライング・ストライク・ガバナーを搭載し、遠心力と求心力を利用して回転と打鐘のリズムを一定に保っている。トゥールビヨンには、同心を保ちながら拡張、収縮を繰り返し、等時性を向上させるための球体ヒゲゼンマイを採用。
直径45mm、厚さ16.4mmの立体的なケースは、18Kピンクゴールド製。グリーンのミシシッピアリゲーターレザーストラップが装着されている。