ピアジェは、古くから世界各国で装飾品として用いられてきたターコイズを文字盤に取り入れたレディースウォッチとして、「シックスティ」コレクションのウォッチとネックレスウォッチの2モデル、「エッセンシア」コレクションのウォッチ1モデルを発表した。いずれも18Kピンクゴールドをケースに用いており、柔らかで華やかなゴールドの色調と、明るくクッキリとしたターコイズブルーのコントラストが魅力である。
「シックスティ」をはじめとしたレディースウォッチの新作3モデル
ピアジェは、18Kピンクゴールドケースやブレスレットにターコイズ文字盤を組み合わせたレディースウォッチの新作3モデルを発表した。ターコイズは、紀元前5000年頃からエジプトやメソポタミアで装飾品として加工されるなど、古くから人類の文化と深い結びつきのある宝石である。「成功」「繁栄」「健康」「旅の安全」を象徴するとされ、現在もお守りやジュエリーとして人気が高い。
いずれの新作も、18Kピンクゴールドとターコイズのはっきりとしたコントラストが特徴であり、ピアジェのジュエラーとしての技術が発揮された仕上がりとなっている。
「シックスティ」Ref.G0A50305
「シックスティ」は、1969年発表の「21st Century」コレクションにオマージュを捧げるモデルとして、2025年4月に発表された新コレクションである。ピアジェのアイコニックなデザインコードのひとつであるトラペーズ(台形)型のケースを採用し、1970年代の名作「15102」(2014年に「ブラック タイ」と改名され、2025年からは「ピアジェ アンディ・ウォーホル」としてラインナップ)にも採用されているゴドロン装飾のベゼルが特徴である。
発表された新作のシックスティRef.G0A50305は、18Kピンクゴールドケースにインデックスを廃したターコイズ文字盤を組み合わせている。5列ブレスレットが採用されており、その凹凸による光の反射が、ジュエリーとしての輝きを生み出している。

クォーツ。18KPGケース(直径29mm、厚さ6.5mm)。5気圧防水。550万円(税込み)。
「シックスティ スウィンギング ソートワール」Ref.G0A50351
シックスティのトラペーズ型ケースをデザインに取り入れながら、ネックレスウォッチとして仕立てたのが「シックスティ スウィンギング ソートワール」Ref.G0A50351である。本作は、ピアジェのひとりのデザイナーが過去に描いた、ファッション雑誌への描き込みからインスパイアされたモデルで、トラペーズ型ケースに呼応するリングの連なりと、そこに配されたダイヤモンド、タッセル装飾が柔らかなシルエットと躍動感を生み出し、当時のカジュアルで華やかな雰囲気を表現している。

クォーツ。18KPGケース。3気圧防水。4928万円(税込)。
「エッセンシア」Ref.G0A50161
最後のひとつとなるのは、ピアジェのクリエイティビティーと官能的な美意識が表現された「エッセンシア」である。自然の有機的なフォルムから着想を得たケースおよびブレスレットが特徴で、硬質な18Kピンクゴールド製でありながら、液体を思わせる柔らかな表情を見せる。そこに組み合わされるのは、豊かな色彩と個性を持つターコイズ文字盤であり、本作のシルエットと呼応する素材と言えるだろう。
このシルエットを反映した湾曲したラインに沿ってダイヤモンドを並べている。有機的な曲線が生み出す柔らかなゴールドの反射と対照的な、ダイヤモンドの放つ鋭く煌びやかな光がコントラストを生み出している。

クォーツ。18KPGケース。3630万円(税込)。