ロジェ・デュブイより、新作「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 魔術師マーリン」が発表された。本作は魔術師の“マーリン”をモチーフとしたモデルの第2作目であり、立体的な支柱と躍動感あふれる騎士を配したダイアルを特徴とする。
職人の手で描き出す、魔術師マーリンのロマンチックな物語
2013年に誕生した、ロジェ・デュブイの「ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」コレクション。同社の持つダイナミックな造形力と豊かな表現力を象徴するこのコレクションに、新作「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 魔術師マーリン」が加わった。
本作のテーマは、アーサー王伝説の重要人物である魔術師の“マーリン”。彼が深い愛を抱いていた湖の貴婦人を守るために魔法の力で湖上に築いた、煌びやかな水晶の宮殿を表現している。マーリンをたたえたモデルは全部で3種類リリースされる予定であり、本作は2024年に発表された「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル 全知全能のマーリン」に次ぐ第2作目にあたる。

「エクスカリバー ナイツ オブ ザ ラウンドテーブル」にラインナップする、魔術師マーリンをたたえる3部作の第2作目。彼が魔法の力で湖上に築いた、煌びやかな水晶の宮殿を表現している。自動巻き(Cal.RD821)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KPGケース(直径45mm)。3気圧防水。ブティック限定28本。5918万円(税込み)。
ルテニウムクリスタルが敷き詰められたダイアルにそびえ立つのは、56本の六角形の支柱。ムラーノ風ガラス9本、ポリッシュ仕上げのホワイトエナメル19本、マット仕上げのホワイトエナメル10本、ピンクゴールド9本、六角形ダイヤモンドをセットしたゴールド9本と、明るい色調で統一された素材が用いられている。支柱には0.2mmから3.7mmまでの高低差が設けられ、そのコントラストがダイアルをドラマチックに演出する。ダイヤモンドは同社初となるインビジブルセッティングによって取り付けられており、まるで宙に浮かんでいるかのような見た目であることもポイントだ。
支柱を取り囲むように配されているのは、インデックスとしても機能する高さ約6mmの12人の騎士たち。手作業によって彫刻された精密なレジン製の模型を3Dスキャンし、18Kピンクゴールドで型取りと鋳造を行うことで、マントや武器などの小物まで精密に表現した、躍動感あふれる英雄の姿を作り出している。
ケースは18Kピンクゴールド製。剣の鍔をモチーフとしたリュウズガードやストラップとの一体感を高めるラグなど、力強いデザインが特徴だ。ストラップには、ワンタッチで取り外し可能なクイックリリースシステムが搭載されている。
本作が搭載するムーブメントは、ジュネーブ・シールの認証を取得した自動巻き式のCal.RD821。シースルーバックから見える立体的な構造のローターには、中世の古城のステンドグラスからインスピレーションを得たデザインが与えられている。
