タイメックスは、1950年代のオリジナルモデルをベースとしつつ、クォーツムーブメントを採用した「マーリン クォーツ 34mm」を発表した。サイズだけでなく、細身のベゼルやドーム型の風防、ボンベ文字盤など、ヴィンテージを思わせるエッセンスが多く採用されている。また、今般のデビューに合わせて3つのバリエーションが登場する。

「マーリン」にケース径34mmのクォーツモデルが登場
タイメックスは、1950年代の「マーリン」のオリジナルモデルと同じケース径34mmを採用しつつ、クォーツムーブメントを採用する「マーリン クォーツ 34mm」を発表した。ケース径やデザインを引き継ぎながら、単純なレトロ回帰となっていない点が本作のポイントだ。

クォーツ。SSケース(直径34mm、厚さ10mm)。30m防水。2万6400円(税込み)。

クォーツ。SSケース(直径34mm、厚さ10mm)。30m防水。2万6400円(税込み)。

クォーツ。SSケース(直径34mm、厚さ10mm)。30m防水。2万6400円(税込み)。
ケースは全面ポリッシュのステンレススティール製で、細身のベゼルが文字盤を広く見せ、存在感のあるプロポーションとなっている。風防はヴィンテージモデルの趣きのあるドーム形状のアクリルを用い、側面に柔らかな起伏が与えられている。ラグにはヴィンテージウォッチによく見られる“ラグホール”を設け、ベルト交換時の工具アクセスを容易にするだけでなく、こちらでもヴィンテージテイストを加えている。

ヴィンテージテイストにあふれる文字盤デザイン
文字盤は外周が緩やかに落ちるボンベ型で、その外周にはレイルウェイミニッツトラックが配される。インデックスは、ローマ数字とバーのコンビネーションを立体的に仕上げている。ヴィンテージテイストを感じさせるデザインであるだけでなく、針とインデックスの距離が近づき、判読性も高められている。

実用性の向上にも配慮されたディテール
昨今、小径モデルの再評価が進んでおり、本作はトレンドを反映したモデルと言えるだろう。また、34mmのサイズ感は、シャツやジャケットの着用時でも収まりが良い。さらに、時計が占有する面積が小さくなることで装いの“余白”をつくり、ファッションに取り入れやすく、上品なコーディネートにもマッチする。この他、リュウズには、自然に指が掛かる傾斜と細かな凹凸が設けられ、操作性の向上が図られている。
発表された3つのバリエーション
今般の発表に合わせて、3つのバリエーションが用意された。ひとつめはシルバーカラーのケースのモデルで、ホワイトの文字盤が組み合わされる。ふたつめはローズゴールドカラーのケースのモデルで、ホワイトの文字盤にローズゴールドカラーのインデックスが組み合わされる。最後はイエローゴールドカラーのケースのモデルで、深いグリーンの文字盤が組み合わされる。