ザ・シチズンの発売30周年を記念し、「未来への飛翔」をテーマとしたふたつの限定モデルが発売される。バリエーションは機械式ムーブメントCal.0200を搭載するメカニカルモデルと、年差±5秒の高精度な光発電エコ・ドライブムーブメントを搭載するモデル。いずれもアイボリーカラーをベースとした文字盤で、ブランドシンボルのイーグルの羽ばたきを思わせるパターンをそれぞれ異なる仕上げで施したデザインが特徴だ。
「未来への飛翔」をテーマとしたザ・シチズン発売30周年記念モデルが登場
シチズンは、ザ・シチズンの発売30周年を記念し、「未来への飛翔」をテーマとした「ザ・シチズン 30周年記念限定モデル」2型を発売する。いずれのモデルの文字盤にも、ザ・シチズンのシンボルであるイーグルの羽ばたきを思わせるパターンを施し、未来へ飛翔する躍動感を表現している。また、文字盤とリュウズにはイーグルマークが配され、“常に先を見据え、理想を追求すること”、“身に着ける方に永く寄り添うこと”というザ・シチズンのふたつの意思が表されている。

自動巻き(Cal.0200)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40.0mm、厚さ10.9mm)。5気圧防水。世界限定300本。71万5000円(税込み)。特定店限定で2025年12月11日(木)に発売予定。

光発電エコ・ドライブ(Cal.A060)。フル充電時1.5年稼働(パワーセーブ時)。Tiケース(直径38.3mm、厚さ12.2mm)。10気圧防水。世界限定500本。44万円(税込み)。2025年11月13日(木)発売予定。
日本とスイスの時計製造文化を反映したメカニカルモデル
限定モデルのひとつめは、自動巻きの機械式ムーブメントCal.0200を搭載するモデルだ。Cal.0200は、2012年に機械式時計の開発力をさらに高めるためにシチズンウォッチグループへ迎え入れたスイスのラ・ジュー・ペレ社製である。設計は現代的であり、フリースプラングの採用、LIGA成型による脱進機、約60時間のパワーリザーブ、17日間にわたって行われる精度検定による静態精度は日差-3~+5秒と、高い基礎性能を備える。

このムーブメントを収めるのが、ムーブメントのデビューとともに発表された「ザ・シチズン メカニカル Cal.0200」のデザインである。ザ・シチズンのシンプルかつ、エッジの効いた針やインデックスを継承しており、日本的な美意識が感じられる。すなわち本作は、日本とスイス双方の時計製造文化を色濃く反映したモデルと言えるだろう。
記念限定モデルとなる本作では、アイボリーカラーをベースとして、イーグルの羽ばたきをイメージした電鋳パターンを施し、艶を抑えた仕上げとしている。これにより、文字盤に表情を加えながらシックな仕立てとして、エッジの効いた針やインデックス、ヘアライン仕上げのケース、随所に配したミラー仕上げの輝きとコントラストを生み出している。本作は特定店のみでの販売で世界限定300本となる。
ザ・シチズンの高い技術力が光る年差±5秒の高精度エコ・ドライブモデル
もう一方の限定モデルは、光発電エコ・ドライブムーブメントのCal.A060を搭載するモデルだ。Cal.A060は、年差±5秒と非常に高精度であり、光発電によって定期的な電池交換を必要とせず、精度を維持しつつ稼働を続けることが可能となっている。さらに、日付表示は2100年2月28日まで、月毎あるいは閏年などのカレンダー修正が不要な永久カレンダーを備え、ムーブメントが強い衝撃を受けた際の針ズレを自動修正する機能を有するなど、実用性が非常に高い仕上がりだ。
外装はデュラテクトプラチナを施したスーパーチタニウム™製で、軽量かつ良好な着用感を提供し、外観品質も高い。ここに組み合わされる記念限定モデルのためのデザインとして、アイボリーカラーをベースとしてイーグルの羽ばたきをイメージしたパターンが、メタリックで艶感のある仕上げで施されている。本作は世界限定500本だ。