オーデマ ピゲより、新作「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5)“150周年アニバーサリー”」が発表された。本作は、特許を取得したクロノグラフ機構を搭載した薄型コンプリケーションウォッチだ。
極上の操作性を提供する、オーデマ ピゲの新作コンプリケーションウォッチ
創業150周年を迎えたオーデマ ピゲより、R&D部門が手掛けた「RDシリーズ」の最新作「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ(RD#5)“150周年アニバーサリー”」が発表された。本作は、これまでのクロノグラフの常識を覆す、画期的な新型ムーブメントを搭載したモデルである。

ブランドの創業150周年を記念する新作限定モデル。フライバッククロノグラフとフライングトゥールビヨンを、スリムな“ジャンボ”ケースに収めている。自動巻き(Cal.8100)。44石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。Ti×BMGケース(直径39mm、厚さ8.1mm)。2気圧防水。世界限定150本。要価格問い合わせ。
プチタペストリーが施されたダイアルは、“ナイトブルー、クラウド50”のアイコニックなカラーリングを採用。3時位置には12時間積算計、9時位置には30分積算計、6時位置には浮遊するようにゆったりと回転するフライングトゥールビヨンが配されている。12時位置に輝くブランドロゴは、アーカイブデザインに着想を得た筆記体を採用。
直径39mmの“ジャンボ”ケースには、軽量かつ耐食性に優れたチタンを用いている。ベゼル、プッシュボタン、リュウズ、ブレスレットのスタッズには耐久性に優れたBMG(バルクメタリックガラス)を採用し、ミラーポリッシュを施すことで輝きを添えている。ダイアル側とシースルーバックには、“グラスボックス”サファイアクリスタルを使用することで、“ジャンボ”ならではの繊細さを損なうことなく、複雑機構の搭載を実現している。ケースバックに「1 of 150 pieces」と「150」のロゴが刻印されていることもポイントだ。
本作が搭載するCal.8100は、ペリフェラルローターによる自動巻き機構と、フライバッククロノグラフ、フライングトゥールビヨンを搭載したムーブメントだ。ロイヤル オークコレクション初となる、瞬時にジャンプする30分積算計や、巻き上げと時刻設定のポジションを切り替えるためのプッシュボタンを備えたファンクションセレクター付きリュウズを実現し、より実用性を進化させている。

さらにそれだけではなく、クロノグラフのリセットに必要なハンマーとハートカムを廃し、代わりに独自に開発したラック&ピニオン機構を搭載することで、薄型化、省力化を果たしていることも特徴だ。プッシュボタンのストロークと押下に必要な力を小さく調整することで、柔らかく快適な操作感を与えるなど、使い心地への並々ならぬ配慮も込められている。この操作感について、現代を象徴する電子デバイスであるスマートフォンのサイドボタンから着想を得たというのだから、オーデマ ピゲの柔軟な発想力には脱帽だ。