ルイ・ヴィトンは、小窓から時間表示がのぞく「タンブール コンバージェンス」の新作として、伝統的な手動旋盤によるギヨシェ装飾が見どころの「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」を発表した。このギヨシェ装飾を生み出すため、ルイ・ヴィトンは19世紀半ばから20世紀初頭に製造されたアンティークの旋盤をレストアして使用している。また、この旋盤を使用するにあたって、本作のために旋盤を制御するカムを開発し、小窓から放射状に広がる柔らかな曲線を生み出した。

「タンブール コンバージェンス」の最新作が登場
ルイ・ヴィトンは、伝統的な手動旋盤によるギヨシェ装飾を施した「タンブール コンバージェンス ギョーシェ」を発表した。「タンブール コンバージェンス」は、LVMHウォッチウィーク2025でデビューを飾ったモデルで、12時位置に設けられた小さな窓からのぞく、ふたつのディスクによって時刻を表示する独自デザインが特徴である。このデザインは、歴史的な「モントル・ア・ギシェ」(小窓付きの時計)から着想を得たもので、初出では、フラットで、ポリッシュされた天面のプレートが採用されていた。

自動巻き(Cal.LFT MA01.01)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。18KRGケース(直径37mm、厚さ8mm)。30m防水。896万5000円(税込み)。
今般発表された新作では、基本デザインはそのままに、プレートに伝統的な手動旋盤によるギヨシェ装飾が施されている。近年、ルイ・ヴィトンは緻密で非常に専門性の高い技術の醸成と、職人の育成に取り組んでおり、本作では19世紀半ばから20世紀初頭に製造されたアンティークの旋盤を、約1年かけてレストアして使用している。
古典的な設備のため、この旋盤を用いて優れた装飾を施すには高度な技術が必要となっており、視覚や触覚を研ぎ澄まし、切削刃物の状態と、切削により生じるわずかな振動を注視しながら加工が行われる。

本作の装飾に用いられる手動旋盤は2種類である。ひとつは、伝統的なロゼットが取り付けられた1850年製のローズエンジンで、外周に沿って同心円状の波紋を描き出している。もう一方は1935年製の直線エンジンである。通常は、直線的モチーフ専用の装置となるが、ルイ・ヴィトンのアトリエである「ラ・ファブリク・デ・ザール」は、本作の小窓から伸びる放射状のなめらかな曲線を生み出すために、特製のカムを開発して加工を行っている
本作に搭載されるのは、ラ・ファブリク・デュ・タンで開発と製造がおこなわれる自動巻きムーブメントのCal.LFT MA01.01だ。パワーリザーブは約45時間で、サンドブラスト仕上げのブリッジや、マイクロブラスト加工されたエッジ、ルイ・ヴィトンのロゴが刻まれたローターなど、独自性のある仕上がりとなっている。



