「ティソ ヘリテージ バナナ センテナリー エディション」に新色登場

2017.12.12

「ティソ ヘリテージ バナナ センテナリー エディション」。クォーツ(ETA 901.001)。ケースサイズ縦49×横27mm、厚さ7mm。3気圧防水。レザーストラップ。
●2018年1月発売新色モデル(左)
Ref.T117.509.16.032.00。SS。4万3000円(税別)。
●発売中モデル(左2番目から)
Ref.T117.509.16.052.00。SS。4万3000円(税別)。
Ref.T117.509.36.022.00。SS+イエローゴールドPVD。5万4000円(税別)。
Ref.T117.509.36.032.00、Ref.T117.509.36.052.00。SS+ローズゴールドPVD。5万4000円(税別)。


 ティソの誕生は1853年までさかのぼる。ゴールドケースのフィッター、シャルル-フェリシアン・ティソ父子が、ル・ロックルにエタブリスールを設立したのが始まりだ。当時のティソのカタログには、ゴールドで贅沢に装飾されたポケットウォッチやペンダントウォッチが並ぶ。エレガントな佇まいに加えて、国内外の博覧会などの受賞実績が裏付けた品質の高さに、ティソは当時、ロシア帝国で栄華を誇っていたロマノフ王朝の宮廷御用達時計として貴族たちから愛された。

 1917年に初開催されたバーゼルワールドでは、その頃のティソの意匠を色濃く映した「バナナ・ウォッチ」が一角を彩った。しかし同年ロシアで10月革命が勃発したことで、ティソは転換期を迎え、「バナナ・ウォッチ」も伝説の時計となった。

 時代を経て2017年10月、初出から100周年を記念して「ティソ ヘリテージ バナナ センテナリー エディション」が発表された。文字盤中央から放射状に伸びるアラビア数字や、スペード針、手首に添ってカーブするユニークなケース形状が、原型を忠実に再現し話題を呼んだ。

 2018年1月からは、このシリーズにシルバーダイアル×ブラウンレザーストラップの新色モデルが加わる。ジェンダーレスで、カジュアルからフォーマルまで合わせやすいデザインだ。価格を考えると、つい色違いで揃えたくなる人も多いのではないだろうか。時を越えて生まれ変わった名作、ぜひ楽しんでみたい。



Contact info: ティソ/スウォッチ グループ ジャパン Tel.03-6254-7361