平昌オリンピックで活躍するオメガの計時技術

2018.02.09

オリンピックで初めてスピードがライブ表示され、さらに各計測地点において暫定1位の選手のスピードとの比較表示も行われる。加速や停止といったような動作も計測が可能となり、レース終了後、オメガは詳細な競技分析結果を提供し、報道関係者はそれを使って選手の比較などをすることができる。もちろんそれらのデータは、選手自身と彼らのコーチにも提供されるだけでなく、ストロモーションやサイマルカムといったシステムにより、各選手は、正確にどのポイントが勝負の分かれ目だったのかといったことも認識できるようになるのだ。

 オリンピックにおけるオメガの役割はタイムキーピング(計時)である。しかし、オメガのデータ処理システムも、オリンピック運営の肝といえる重要な役割を担っている。例えば2014年のソチ大会で、オメガは65万回以上の競技最終記録、中間記録、順位、距離、点数を測定した。この莫大な量のデータは、その1回1回が選手のために正確に計測されただけでなく、結果は即座にスコアボードに配信、表示され、さらにメディアを通じてテレビなどに配信されていた。しかも、そういった一連の作業はすべて、100ミリ秒(0.1秒)以内になされていたのだ。
 すべてのオリンピックで一瞬にして配信されるこのようなデータの情報源、それをオメガの技術力が支えている。だからこそ、夏季大会であれ、冬季大会であれ、それぞれの競技に特化・カスタマイズされた計時システムと、その競技のエキスパートであるタイムキーパーが必要となる。

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