「鈴鹿 サウンドオブエンジン 2018」で発表されたリシャール・ミルの日本限定モデル

2018.11.27
リシャール・ミル「RM 030 日本限定モデル」。自動巻き(Cal.RMAR1)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。ホワイトクオーツTPT®︎×カーボンTPT®(縦50.0×横42.7mm、厚さ13.95mm)。50m防水。日本限定40本。1680万円(税別)。


 11月17日(土)〜18日(日)に開催された「リシャール・ミル 鈴鹿 サウンドオブエンジン 2018」のイベント開催中に、リシャール・ミルがRM 030の日本限定モデルを発表した。独自機能と程よいサイズ感が人気のRM 030は、これまでにも日本限定モデルを出しており、本作が第3弾目となる。

 その独特の風貌で見る人の目を釘づけにするブラック&ホワイトのケースは、優れた耐熱性と強度に加え、電磁波の透過性で知らた素材、ホワイトクオーツTPT®︎とカーボンTPT®が組み合わされることで生まれる。製造はリシャール・ミルのケースファクトリー、「プロアート」によるものだ。クオーツTPT®とカーボンTPT®の層が偶発的に表れるため、出き上がったケースは全てが一1点モノの模様を有している。また、特許申請中のデクラッチャブル・ローターの自動巻き機構を搭載。これはパワーリザーブと連動し、巻き上げ残量が約50時間分を超えると自動的に12時位置の表示がOFFに切り替わり、ローターの巻き上げが空回りする。さらに、パワーリザーブが約40時間を切ると前述の表示がONに切り替わり、ローターの巻き上げを再開させるクラッチを搭載した画期的機構だ。

9時位置にパワーリザーブインジケーター(デクラッチャブル・ローターシステムに連動)、12時位置にデクラッチャブル・ローター機構の切り替えを示すON/OFF機構が搭載される。腕の運動量が少ない場合は巻き上げ効率を上げ、逆の場合は巻き上げ効率を下げることが出来る可変慣性モーメントローターを採用。これにより、精度をユーザーのライフスタイルに合わせて正確に保つことが出来る。また、二重香箱システムにより、長期間安定したトルクを確保。結果、歯車や軸、軸受けに掛かる圧力や摩擦が軽減され、機能面での効率が上がる。


Contact info: リシャールミルジャパン Tel.03-5511-1555