ブレゲ2020新作「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」グラン・フー・エナメル

ブレゲは「クイーン・オブ・ネイプルズ」の繊細なオーバルダイヤルに初めてピュアホワイトのグラン・フー・エナメルを用い、スカイブルーの数字を配したレディスウォッチを発表した。グラン・フー・エナメルの仕上げも丁寧で味わい深い、さすがはブレゲと手放しで称賛できる美しい文字盤である。

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  表面に自然な光沢が生まれる高い技術のグラン・フー・エナメル

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  側面に細かなフルート装飾を施したホワイトゴールドのケース

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  細心の注意を払いすべての部品に手作業で装飾を施したムーブメント

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  ブレゲ・スタイルのアラビア数字もブルーエナメルで描かれた

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  ペアシェイプのダイヤモンドと“émaillé Grand Feu” (グラン・フー・エナメル）の文字

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  シリコン製ひげゼンマイとブレゲ・テンプで正確なほどを刻むキャリバー537/3

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  アリゲーターのレザーストラップも同じブルーの色調で統一されている

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初めてグラン・フー・エナメルを用いた「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」

「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」の特色は、高度な技術によって焼成されたグラン・フー・エナメルだ。グラン・フー・エナメルが用いられるのは、同コレクションでは初めてのこと。そのピュアな透明感を極めたエナメルダイヤルの上に、ブレゲ・スタイルのアラビア数字がブルーエナメルで加えられ、Breguetのサインと“émaillé Grand Feu” (グラン・フー・エナメル）の文字が秘そやかに記されている。

ベゼルとダイヤルのフランジには117個ものダイヤモンドをセット

　28 個のダイヤモンドをあしらったフォールディングバックルを組み合わせたアリゲーターのレザーストラップも、同じブルーの色調で統一されている。また、ホワイトゴールドで作られたこのモデルのベゼルとダイヤルのフランジには117個のダイヤモンドがセットされ、優美なラインが強調されている。グラン・フー・エナメルによる「クイーン・オブ・ネイプルズ 8918」で時を刻むのは、自社製の自動巻キャリバー 537/3だ。

6時位置にはペアシェイプカットのダイヤモンドをセット

　時刻は、ブルースティールのブレゲ針のおかげで容易に読み取ることができる。オフセンターのチャプターリングには、ドットやダイヤ型のマーカー、百合の花のモチーフが配され、6時位置にはペアシェイプカットのダイヤモンドがセットされている。また、光の当たり具合によって、3時位置に記されたブレゲのシークレットサインも読み取れるのだ。

全ての部品に手作業で装飾を施したムーブメント

　側面に細かなフルート装飾を施したホワイトゴールドのケースには、45時間のパワーリザーブが備わる自社製の自動巻ムーブメント、キャリバー537/3が搭載され、4時位置のリュウズはブリオレットカット・ダイヤモンドで目映い輝きを放つ。サファイアクリスタルのケースバックからは、細心の注意を払い全ての部品に手作業で装飾を施したムーブメントを堪能できる。

王妃の時計と呼ばれる理由

　ナポレオン・ボナパルトの末妹カロリーヌ・ミュラは、ナポリ王妃時代に芸術の偉大な支援者になり、ブレゲからは懐中時計と置時計合わせて30点以上も購入した。パリのケ・ド・ロルロージュに工房を構える時計師ブレゲは、1810年にナポリ王妃のための時計の製作に取り掛かる。それはまさに、腕に着けて使うように考えられた時計だった。すなわち、世界初の「腕時計」の一つとされるものだ。ブレゲの保存台帳には、1812年に納品され、1849年と1855年に修理した記録が残っているので、この時計がたどった歴史と、今は現存しない時計の特徴を知ることができる。それは、細長いケースとギヨシェ彫りのシルバー仕上げダイヤルが備わる腕時計で、極めて精巧に作られ、複雑機構のリピーターやムーンフェイズに加え、温度計までもが組み込まれたものだった。そして、腕に装着するためのブレスレットは、髪とゴールドの糸を撚り合わせて作られていた。

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