ワントーンで統一された「ブルガリ・ブルガリ」3本の新作が登場

ブルガリのウォッチコレクションを象徴するモデル「ブルガリ・ブルガリ」に3種類の新作が追加された。ブラックDLCコーティングを全面に施した2モデルと、全体をシルバーで統一した1モデルだ。2021年9月より発売開始する。

ブランドを象徴する「ブルガリ・ブルガリ」

　ブルガリは、アイコニックな「ブルガリ・ブルガリ」コレクションに3種類の新作を加えた。平たいベゼルに「BVLGARI BVLGARI」という文字が刻まれたデザインはブランドを象徴する要素であり、1975年の誕生から基本的な姿を変えず、多くの人から支持されてきた定番中の定番である。

　ラウンド型のシンプルなフォルムは、いつの時代でもモダンな印象を持たせ、誕生から長い期間を経た今もなお、決して色褪せることはない。ベゼルの表面に配された文字は、古代パルテノン神殿の円柱大理石と、皇帝への賛美が刻まれたコインからインスピレーションを得たものである。

　今回発表された「ブルガリ・ブルガリ」の最新作は、それぞれ時計全体の色を統一することで、これまでになかった新たな表情を作り上げている。２本のオールブラックと1本のオールシルバーの計3本だ。

初の“オールブラック”モデル

　今作は「ブルガリ・ブルガリ」で初めてオールブラック仕様になったモデルだ。マットな質感のダイアルだけではなく、ケースやブレスレットにはブラックカラーのDLCコーティングを施している。

　ベゼルとブレスレットのコマの部分はサテン仕上げだが、それ以外の部分は鏡面仕上げだ。外装を構成するパーツごとに仕上げを使い分けることで、光の変化を捉えて表情を変える。

　このモデルにはメンズとレディスモデルが用意されており、ケースサイズは41mmと33mmだ。前者には、通称“ソロテンポキャリバー”と呼ばれるCal.BVL191が搭載されており、トランスパレント仕様のケースバックから、美しい仕上げを鑑賞することができる。後者はクォーツ式で、時分針のみのシンプルな構成だ。

女性のためのシルバーカラーモデル

　前述のオールブラックとは対照的に、きらびやかに光を反射するシルバーカラーのモデルも用意された。こちらはケース直径33mmのレディスモデルのみの展開だ。

　放射状に光を拡散するサンバースト仕上げを施したダイアルには、インデックスとして12個のダイヤモンドがセッティングされている。無機質なシルバーカラーの外装に紅一点、リュウズに埋め込まれたルベライトのカボションがアクセントを加えている。