オーデマ ピゲの未来を築く最先端のモジュール式建築を採用した二つの新工場

NEWSニュース
2021.11.20

オーデマ ピゲは、現代的なモジュール式の二つの新工場の完成と建築を発表した。三年の工事を経て完成したマニュファクチュール・デ・セニョルにル・ロックルから人員が移る一方、オーデマ ピゲはル・ブラッシュのマニュファクチュール・デ・フォルジュに隣接する新たな工場、「アルク」の建設を開始。この二つの大規模な建設計画は、オーデマ ピゲの持続可能な発展へのアプローチと仕事の文化を支え、より柔軟でモジュール性をもった対応を可能にするものだ。この建築はブランドが進める革新的なアーキテクチャーと、周囲の環境への配慮を見事に一体化している。この二つの未来志向の建築は、環境への影響低減とモジュール式内装に関して、Minergie®認証(アルクはMinergie-ECO®認証)を取得している。

モジュール式の快適な設計
マニュファクチュール・デ・セニョル

  • オーデマ ピゲ マニュファクチュール・デ・セニョル

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マニュファクチュール・デ・セニョル
ル・ロックルにあるマニュファクチュール・デ・セニョルには、オーデマ ピゲ ル・ロックルのアトリエが移設された。これは従来のルノー・エ・パピの名で知られるコンプリケーションウォッチ メカニズムの専門アトリエでである。工事は2018 年に始まり2021 年春に完成、面積は10,400 平方メートル。地形に適応させ、製造工程の流れに沿って、フロアのレベルを柔軟に変化させた一階建ての建物が展開されている。

 周囲の牧草地、湖沼、森林などにインスピレーションを受け設計された建物は、渓谷の地形になめらかに溶け込んでいる。建築コンセプトはスイスの設計事務所クニック・ド・モルジエによるもので、心地良い仕事環境と自然の採光を重要視し、最新のテクノロジーを駆使してこれを実現している。建物は広々としたガラス窓に取り巻かれ、使用したSageGlass®はコストパフォーマンスに優れたエネルギー節約型のエレクトロクロミックガラスで、自然光により自動的に濃淡が変化する。アトリエの各部屋の採光となるだけでなく、このガラスは熱調整が可能で、一年を通じて周囲の広々とした景観を存分に楽しむことが可能だ。

オーデマ ピゲ マニュファクチュール・デ・セニョル

この「光の建築」は、スイス連邦工学大学ローザンヌ校院(EPFL)の持続可能建築技術学教授のマリリン・アンダーセンと共に開発された。新しいマニュファクチュール・デ・セニョルでは、仕事の流れが内部でスムーズにつながり、創造的で柔軟なコミュニケーションができる構造となっている。内部のモジュール式レイアウトにより、従業員の仕事やニーズの変化と変遷に適応させることができ、多彩なチームワークを可能とする。幾何学的に柔軟に配置された仕事空間、ガラスのしきり壁により、アトリエの間で互いの様子を知ることができ、スタッフ同志のコミュニケーションも良くなる。見学者もクラフツマンたちの仕事の様子を間近に見ることができる。中央に広がるピアッツア(広場)は190名まで収容でき、広々とした快適な会議スペースやトーク、憩いの場として使うことが可能だ。

オーデマ ピゲ マニュファクチュール・デ・セニョル


二酸化炭素排出量を低減した新工場アルク

オーデマ ピゲ アルク

アルク
アルクは、二酸化炭素排出量を低減するため、あらゆる手段を講じている。建築プロジェクトは環境保護の観点から展開され、土地の使用については慎重に検討が重ねられた。グリーンルーフは鳥や昆虫の生息空間となり、マルシェルツの道路から見ると、ジュウ渓谷の牧草地と調和したパノラマが広がる。プロジェクトは最先端のエネルギー管理計画を備えている。産業廃棄物焼却熱を使うだけでなく、アルクは駅の横にあるル・ブラッシュ ブワの石油フリー木材ペレット暖房遠隔システムに接続される。太陽光発電パネルにより、マニュファクチュールは再生可能エネルギー源も追加で保持する。Minergie-ECO®認証の基準に従い、再生可能な建築資材が優先的に使用され、さらに“ECO”ラベルがその他の健康と環境尊重の建築基準を証明する。

 ル・ブラッシュでは、スイスのデ・ジウリ&ポルティエ アーキテクト事務所の設計による建築、「アルク」がスタイナー社により建設される。U 字型に広がった建物の面積は17,000 平方メートル。3 フロア及び技術設備を収めた地下フロアを収容している。さらにアルクは現在のマニュファクチュール・デ・フォルジュに接続される予定だ。この二つの工場はジュウ渓谷に広がるオーデマ ピゲの製造敷地に、同じ屋根のもとに一体化される。2021 年春に始まった工事は2025 年に終了の予定。進化するプロジェクトとして設計されたこれらの建物は、長期的に未来のニーズに柔軟に対応することができるよう、モジュール式のレイアウトを採用。アルクにおいても最新のテクノロジーを駆使し、エレクトロクロミックガラス、SageGlass®を使った窓で自然採光を取り入れている。どちらの工場も、前衛的であると同時に周囲の環境を尊重するというオーデマ ピゲの建築コンセプトを体現した。


Contact info: オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000


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