ジン、60分積算計を備えた新作ダイバーズウォッチ「EZM13.1」を発表

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2022.02.23

ジンは、新たなダイバーズウォッチとして「EZM13.1」を発表した。6時位置に60分積算計を配している点が特徴で、独自に改良を加えたムーブメントCal.SZ02を搭載している。ジン・テクノロジーを盛り込んだプロツールとしての完成度を高めた1本である。

EZM13.1


水中での計時に富んだダイバーズクロノグラフ

 ジンは、プロフェッショナルのために実用性を重視した「ミッションタイマー」シリーズに加わる新作として、ダイバーズクロノグラフ「EZM13.1」を発表した。本作は、機能的には伝統的なスタイルを持ちながら、技術的に多くの利点を備えた計測機器と言えるだろう。ダイビングの際に着用するダイバーズウォッチにとって重要な要素となる「視認性」に焦点を当て、このモデルにはジンが改良を加えたムーブメント、キャリバーSZ02を搭載している。

EZM13.1

ジン「EZM13.1」
自動巻き(Cal.SZ02)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約46時間。SSケース(直径41mm、厚さ15mm)。500m防水。SSブレスレット仕様:60万5000円(税込み)。ストラップ仕様:57万7500円(税込み)。

 このムーブメントの特筆すべき点は、一般的なクロノグラフに搭載されている30分積算計ではなく60分積算計を備えている点だ。これは経過時間を素早く直感的に読み取るためのもので、6時位置に大きくレイアウトされており高い視認性を実現している。また、文字盤全体のデザインも最適化され、インデックスのアラビア数字が省略されている。これにより、技術的な機能だけでなく視覚的な機能も強化された。

EZM13.1

 また本作は、極限の状況下での耐久性と精度の安定性を高めるため、さまざまな独自の「ジン・テクノロジー」が盛り込まれている。8万A/mの高い耐磁性能を実現する「マグネチック・フィールド・プロテクション」や、急激な温度変化による風防の内側の曇りを防止する「Arドライテクノロジー」、−45℃から+80℃までの温度での精度を保つ「ジン特殊オイル(66-228)」、特殊な結合方式を採用した回転ベゼルなど、頼もしい機能ばかりだ。

 加えて本作には二重のパッキンを備え、完璧な密封性を実現したD3システムにより、水中でのクロノグラフ操作が可能である。防水性、耐圧性、機能性については、独立した船級協会・認証機関 DNV(旧 DNV GL/ゲルマニアロイド)が、欧州潜水機器規格に基づいた検証を行い、認定も受けている。


Contact info: ホッタ Tel.03-5148-2174


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