全モデルが約5日間のパワーリザーブを有する、IWCの新しい「ポートフィノ・ オートマティック 37 コレクション」

IWCは、ポートフィノ・ラインの徹底的なアップデートの一環として、男女兼用で使用できるケース直径37mmのポートフィノを進化させた新コレクションを発表した。いずれも、約5日間のパワーリザーブを備えた、キャリバー32000ファミリーの自社製ムーブメントを搭載している。

ポートフィノ・オートマティック 37

「ポートフィノ・オートマティック 37 コレクション」のどの新しいモデルにも、キャリバー32000ファミリーのIWC自社製ムーブメントが搭載され、ラチェット式自動巻きシステムと約5日間のパワーリザーブが備わる。このムーブメントは、ブルー仕上げのネジとゴールドメッキのローターを用いて精巧に仕上げられており、サファイアガラスの裏蓋から楽しむことが可能だ。

ダイヤモンドの大型化とセッティングの改善

　ベゼルにダイヤモンドをセッティングしたモデルでは、ケースの形状が最適化され、従来よりも大きな1.7mmのダイヤモンドがはめ込まれた。文字盤とケースには合計1.12カラット近い72個のダイヤモンドが飾られている。さらに、セッティングを改善したことで、ダイヤモンドへの光の反射が高められ、見た目の存在感と輝きが増している。また、シルバーメッキの文字盤には新しいタイプのサンレイ仕上げが施されており、いっそうソフトで洗練された外観となっている。

トレーサビリティを備えたレザーストラップ

　IWCでは透明性を重視しており、サプライ・チェーン全体を通じて素材の調達源が追跡可能となるよう努力を尽くしている。バタフライ・フォールディング・バックルを採用するとともに、IWCは高級時計業界では初めて完全なトレーサビリティを備えたスイス製カーフ・レザーのストラップを使用した。

　このストラップは、ナチュラルでソフトな仕上がりとなっており、現代的な高級感が備わっている。どのストラップにも独自のコードが付いており、これをIWCアプリに入力すると、レザーの調達源について詳しく知ることができる。その他のモデルでは、表面にポリッシュ＆サテン仕上げを施した新開発のハイグレードな5リンク・ステンレススティール・ブレスレットが組み合わされる。

　この洗練されたブレスレットも、現代的なデザインを備え、非常に快適な着用感が得られる。全モデルにクイック交換システムが備わり、同梱の小さな工具を使ってストラップとブレスレットを付け替えることができる。

ポートフィノ・オートマティック・ムーンフェイズ 37

　初めてキャリバー32000ファミリーのIWC自社製ムーブメントにムーンフェイズ・モジュールが組み込まれた。特殊な輪列を使用したことで、非常に正確に表示が動くようになっており、122年後に1日、実際の月の軌道からずれるだけである。文字盤の12時位置にあるムーンフェイズ・ディスクはソリッドゴールド製で、ブルーの夜空がパッド印刷されている。この表示は、リュウズを使って1日単位で簡単に調整することが可能だ。