シチズンのカンパノラ「グランドコンプリケーション」から、シリーズの20周年を記念する数量限定モデルが登場

シチズンは、自社ブランドであるカンパノラから「グランドコンプリケーション」シリーズの新作2モデルを発表した。この2本はシリーズの20周年を記念する数量限定モデルであり、それぞれ120本のみが販売される。

宇宙と大海原を漆文字盤で表現した20周年記念モデル

　シチズンは、「時を愉しむ」をコンセプトとするブランド「カンパノラ」から、グランドコンプリケーションシリーズの20周年を記念する新色2モデルを発表した。宇宙と大海原をそれぞれコンセプトとする2本は、120本ずつの数量限定販売となる。

　カンパノラのグランドコンプリケーションは、ミニッツリピーター、ムーンフェイズ、パーペチュアルカレンダー、クロノグラフの4大複雑機能を搭載するコレクションだ。カンパノラを代表する一大シリーズであり、複雑な構成の文字盤に漆塗りを使用するなど、ブランドのアイデンティティもしっかりと表現されている。

　今回、シリーズ20周年という節目の年に発表されたのは、「皨⾬（ほしのあめ）」AH4086-05Eと、「蒼波（そうは）」AH4086-13Lの2種類。
「皨⾬（ほしのあめ）」では、漆黒の宇宙を漆塗りで表現し、金色粉を蒔絵の要領であしらうことで、星々の瞬きが盤面に表現された。一方、「蒼波（そうは）」では、金属粉を練り込み光沢を持たせた青漆で大海原が盤面に作り出されており、金色の五徳リングによって波間にきらめく月明かりが表現された。

　共通の仕様としては、両モデルのステンレスケースに独自の表面硬化技術である「デュラテクトプラチナ」が施され、透き通るような色調と耐傷性が与えられている。また、直径43mm、厚さ16.5mmと大ぶりのケースを採用しており、盤面の4大複雑機能も相まって無類の存在感が作り出された。

　なお、ストラップにはダイアルカラーに合わせて青もしくは黒のワニ革バンドが採用されており、ケースバックは20周年記念の刻印と1〜120番までの限定番号があしらわれた限定仕様になっている。