セイコータイムラボの社員が令和4年度の黄綬褒章を受章

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2022.11.10

セイコーウオッチのグループ会社、セイコータイムラボの社員である笹川 修が、令和4年秋の褒章において黄綬褒章を受章した。笹川氏は、2013年に「現代の名工」に選定されるなど、卓越した技能を日々発揮している。

笹川 修


数々の実績を重ねてきた笹川氏

 セイコータイムラボは、セイコーの時計の修理・メンテナンスを専門とするセイコーウオッチのグループ企業だ。今回、セイコータイムラボの社員である笹川 修が、令和4年秋の褒章において、黄綬褒章を受章した。

 笹川氏は1987年の入社以来、腕時計の修理技能者として修理作業に従事する中で、技能、技術の習得に励み、修理技能者の第一人者としての実績を積み上げてきた。2001年には時計技能競技全国大会(第二部門:クオーツ時計)優勝、翌年の同大会(第一部門:機械式時計及びクオーツ時計)でも優勝した実績を持つ。

笹川 修

笹川 修(ささがわ おさむ) 略歴
1968年(昭和43年) 7月生まれ。54歳。
1987年(昭和62年) 株式会社セイコーサービスセンター(現在のセイコータイムラボ株式会社)に入社。
1996年(平成 8年) 時計修理技能士 1級資格取得。
2001年(平成13年) 第14回時計技能競技全国大会 第2部門(クオーツ時計)で優勝。
2002年(平成14年) 第15回時計技能競技全国大会 第1部門(機械式時計及びクオーツ時計)で優勝。
2013年(平成25年) 厚生労働省より「卓越した技能者(現代の名工)」に選定。
現在、セイコータイムラボ株式会社 サービス部 グランドセイコーサービススタジオ・クレドールサービススタジオ所長代理。

 その後も、修理技能、技術を研鑽しつつ後進者の指導を積極的に行い、時計技能競技全国大会、技能五輪大会の上位入賞者を多数輩出させるなど、修理技能者のレベルアップに貢献。また日本時計協会が主催する社会貢献活動へ積極的に参加するとともに、国家検定委員(時計修理職種)を務めるなど、長きにわたり時計業界の発展に寄与してきた。

 そして2013年には、時計メーカーのアフターサービス部門では初となる「卓越した技能者(現代の名工)」に選定された。修理業界の第一人者として、社内外から高く評価され、現在は、極めて精緻な修理技術が求められるグランドセイコーの修理を主に担当している。永年にわたる業務精励と、優れた功績が認められた結果である。


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