アーミン・シュトロームから好評により「ミラード・フォース・レゾナンス」の新カラーが登場

アーミン・シュトロームを代表するモデル「ミラード・フォース・レゾナンス」に、新たなバリエーションとなるマニュファクチュール・エディション ブルーが登場する。このモデルは、世界限定50本での販売となる。

アーミン・シュトローム「ミラード・フォース・レゾナンス」マニュファクチュール・エディション

• 
• 
• 
• 
• 
• 

/

　2016年に発売された「ミラード・フォース・レゾナンス」と特許取得済みの搭載メカニズムは、昨年デザインの全面リニューアルが施され、ケース、ムーブメント、ダイアルのデザインも新たに、印象的なエレガントなフォルムに生まれ変わった。アクロマート調の美しさが誇らかな、好評を得た25本限定のファースト・エディションに続き、この度マニュファクチュール・エディションが発売される。コントラストの利いたカラーが際立つ、50本限定のモデルとなる。

　オフセンターに配されたダイアルはディープブルーに彩られ、センター部分にはグレナージュ加工が施された。それを縁取るのはサーキュラーサテン仕上げのチャプターリング。ポリッシュされたアプライド バトン・インデックスで、ディスプレイがさらに立体的になった感がある。

　共振するふたつのセコンドカウンターも同じブルーの色調で仕上げられ、ホワイトにペイントされた数字が最大級の視認性を確保している。ブルーオーバートーンのミラード・フォース・レゾナンス マニュファクチュール・エディションは、この外観にしっくりと合うダークブルーのアルカンターラ・ストラップと組み合わせられた。ストラップはトーンオントーン・ステッチの装飾付きだ。

レゾナンス＝共振を見るムーブメント設計

　ミラード・フォース・レゾナンスに見られるような卓越したムーブメントは、主要コンポーネントを最大限観賞できるように設計されている。ダイアル側のオープンワークから見えるふたつのテンプ受けにより、同期しているふたつのテンプとオフセンターに配されたダイアルの間から覗く、視覚的な調和の堪能度が深まった。

　一方が時計回り、他方が反時計回りするふたつのセコンドカウンターは、2時位置のプッシャーでゼロにリセットすることができ、共振していく様子がよくわかるようになっている。ケースバックから見えるメインプレートは刻印入りで、ミラード・フォース・レゾナンス独特の特徴をバスレリーフのテキストで説明している。ブリッジと輪列がオープンで鏡像に配置されたムーブメントから放たれる均整美は格別なものだ。

最上の仕上げ

　最上の仕上げと微細なディテールに至るまで気配りが施された非凡なキャリバーを製造するアーミン・シュトロームの精神に忠実に、どのコンポーネントもマニュファクチュールの献身的なウォッチメーカーの手によって丹念に装飾されている。各コンポーネントにはまた、ペルラージュ仕上げ、サテン仕上げ、面取り、ポリッシュなどが丁寧に施されており、高級時計という概念を装着可能なミニチュアアートの域へと引き上げている。

特許取得済みのレゾナンス・クラッチ・スプリング

　特許取得済みの草分け的なレゾナンス・クラッチ・スプリングの開発により、アーミン・シュトロームはウォッチメイキングにおける「聖杯」を獲得した。共振という物理現象を利用し、同時に逆方向に振動するふたつのテンプを同期させてより規則的な計時を可能にしたのだ。着想から開発、製造まで、すべての工程をビールのアーミン・シュトロームのマニュファクチュールで行ったレゾナンス・クラッチ・スプリングは、クロード・グライスラーとアーミン・シュトローム・マニュファクチュールの何年にもわたる熱心な研究の賜物である。

　レゾナンス・クラッチ・スプリングはステンレススティール製のワンピースでできており、ふたつのひげゼンマイの間でエネルギーを移動させながら、テンプを素早く共振させるように設計されている。アーミン・シュトロームの最新世代の共振機構は、市場最速かつ信頼のおけるものであり、この現象を活用している他のどの時計よりも早く共振し、他のどの時計より長く共振し続けることを可能にした。

　ふたつのひげゼンマイとそのテンプを結ぶ柔軟なサスペンション連結部であるレゾナンス・クラッチ・スプリングにより、アーミン・シュトロームのレゾナンスウォッチはどれも衝撃や振動に対し、標準的な機械式ムーブメントより強い耐性を備えている。精度と安定性は言うまでもなく機械式時計製造の究極の目標であり、共振はこれらの素晴らしい時計が何日間、何週間、何か月間にわたって安定して時を刻むために重要な役割を果たしている。