【86点】ロレックス/チェリーニ タイム

FEATUREスペックテスト
2015.04.03

ROLEX Cellini Time

オイスター コレクションのあまりにも大きな成功に比べ、控えめな印象のチェリーニ コレクション。
自社製自動巻きムーブメントが搭載された今、チェリーニ コレクションは変革の時を迎える。

イェンス・コッホ: 文 Text by Jens Koch
ニック・シェルツェル: 写真 Photographs by Nik Schölzel
岡本美枝: 翻訳 Translation by Yoshie Okamoto

 
point
・自社製ムーブメントを搭載
・素晴らしいデザイン
・適正な価格

point
・日付表示がない
・トランスパレントバックではない

オイスターの陰で

レックスといえば高級実用腕時計の代名詞であり、同価格帯で比較すれば、どのブランドよりも多い売り上げ本数を誇っている。それを支えているのが、絶大な人気を誇るオイスター コレクションであることは紛れもない事実だ。それに比べて控えめな印象なのがエレガントなコレクション、チェリーニである。そのチェリーニから新たなモデルが発表された。まず、オイスター コレクションに搭載されているロレックスの自社製ムーブメント、キャリバー3132が、新しいチェリーニ タイムにもベースムーブメントとして採用された。このキャリバー3132は極めて堅牢で精度の高いムーブメントとして名高い。