【94点】ロレックス/ オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡ

FEATUREスペックテスト
2018.11.05

赤青ベゼルを受け継ぐ者

待ちに待った時が、ついにやってきた。オイスター パーペチュアル GMTマスターⅡのステンレススティールモデルが赤と青のベゼルを備えて登場したのである。クロノスドイツ版編集部は、ジュビリーブレスレットと新型ムーブメントを備えたGMTマスターⅡの初回供給分のひとつを検証する機会を得た。

イェンス・コッホ: 文
Text by Jens Koch
マルクス・クリューガー: 写真
Photographs by Marcus Krüger
岡本美枝: 翻訳
Translation by Yoshie Okamoto

point

・古典的名作が見事な姿で再登場
・極めて高い加工品質
・さらに進化した自社開発ムーブメントを搭載

point

・入手困難
・トランスパレントバックではない

ロレックス
高級腕時計ブランドの中で最も有名で、最も人気が高く、サブマリーナー、GMTマスターII、コスモグラフ デイトナ、デイトジャスト、デイデイトなど、数多くのアイコンモデルを発表してきたウォッチメーカーとして知られている。これらは50年以上も前にリリースされたモデルだが、誕生以来、意匠がほとんど変わっていない。ドイツでは主にステンレススティールモデルが人気だが、他の国ではプレシャスメタルのモデルやダイヤモンドウォッチなど、より高価なモデルの人気も高い。ロレックスは搭載ムーブメントのすべてを自社製造しているが、常にさらなる改善を目指し、基礎研究に余念がない。ヘアスプリングの材料となる合金も独自に開発されたものである。