ルイ・ヴィトンは、世界の風景をテーマとしたポケットウォッチコレクションの「エスカル・オートゥール・デュ・モンド」の最新作として、日本をテーマとした「エスカル・オ・モン・フジ」を発表した。本作は、背後から太陽が昇る富士山を主題とし、春の夜明けを想わせるパステルカラーの空と、桜の花、えびす様が乗った船が配されたデザインである。この桜の花や船、船に載せられたトランクはオートマタによる可動パーツとなっており、このほかにトゥールビヨン、ミニッツリピーターを搭載する構成となっている。

日本をテーマとした懐中時計のユニークピースが登場
ルイ·ヴィトンは、富士山をモチーフにオートマタとミニッツリピーター、トゥールビヨンを組み合わせた懐中時計の「エスカル・オ・モン・フジ」を発表した。本作は、ポケットウォッチコレクション「エスカル・オートゥール・デュ・モンド」の最新作であり、ジュネーブのラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトンに属する3つのアトリエが一体となって構想、製作したユニークピースである。
富士山の幻想的な姿が表現された文字盤
エスカル・オートゥール・デュ・モンドでは、世界を旅し、その風景を取り込んだモデルが並ぶ。今回テーマとなったのは日本だ。文字盤は背後から太陽が昇る富士山を主題とし、春の夜明けを想わせるパステルカラーの空と富士山が、グラン フー エナメル、シャンルベ、パイヨン、ミニアチュールエナメルなどによって描き出されている。特に空の表現では、ピンクのブルーのグラデーションにイエローのエナメルが重なり、繊細な色彩を見せる。ここに、ルイ・ヴィトンのアイコンであるモノグラム・フラワーを配して、桜の花々を表現している。
緻密な仕上げが施された4つのアニメーション
12時位置には回転するゴールドのコンパスローズ、2時位置と9時位置にゴールドにエナメルで色付けした桜の枝が配され、立体感にあふれる仕上がりとなっている。両者はオートマタとして可動するパーツとなっているため、桜の枝はサイズと重量バランスが入念に検討されて仕上げられている。

6時位置には、福の神として親しまれ、漁師や商人の守り神として知られるえびす様が乗った船が配される。船が運ぶのは、ゴールドで彫刻された、ルイ・ヴィトンのアイコンであるトランクだ。これらもオートマタの可動パーツとなっており、船が右から左へと水面を滑るように進みつつ、トランクがゆっくりと開閉する仕掛けとなっている。

オートマタとミニッツ・リピーター、トゥールビヨンを備える手巻きムーブメント
これらの作動を司るのが、自社開発の手巻きムーブメントのCal.LFT AU14.03である。4つのアニメーションを備えるジャックマール機構と、時、15分、分で音を奏でるミニッツ・リピーター、トゥールビヨンを組み合わせ、2本の針は文字盤側ではなくケースバック側に配される構成となっている。ケースバック側10時位置には、トゥールビヨンが配され、本作のさまざまな機構を制御するリズミカルなテンプの作動を鑑賞可能である。

561個の部品で構成されたこのムーブメントは、各部品への面取り、香箱のスネイル装飾、ストライプ仕上げ、エングレービングなど、高品質な仕上げと細工が施されており、見どころの多い仕上がりだ。
本作の世界観を反映したケースと、付属のトランク
18Kホワイトゴールド製ケースにも、本作のための特別な意匠が盛り込まれている。ベゼルには60石のバゲットカットのカラーサファイアがダイアルに呼応するグラデーションでセットされている。さらに、文字盤の世界観を反映するように、ケースサイドにはマスター・エングレーバーによる青海波の模様が施され、ここにもモノグラム・フラワーが刻まれている。
さらに本作には、本作に取り付ける18Kホワイトゴールド製のチェーンに加え、アニエールのアトリエで製作された特別仕様のトランクと、1906年頃のモーターズバッグから着想を得たドクターズバッグが付属する。いずれも本作のために用意された淡いライトブルーのエキゾチックレザーで仕上げられ、中央に本作を収める構成となっている。



