パルミジャーニ・フルリエより、新作「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ」が発表された。本作は画期的なトリプル・クラッチ構造を採用した、ミニマルなデザインのクロノグラフウォッチだ。
Text by Tsubasa Nojima
[2026年4月14日公開記事]
修復で培った技術が実現した、シンプルなコンプリケーションウォッチ
パルミジャーニ・フルリエより、新作「トンダ PF クロノグラフ ミステリューズ」が発表された。本作は、ミニマルなデザインにクロノグラフを収めた、「プライベート・ラグジュアリー」のビジョンを反映させたモデルである。

新開発の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載した「トンダ PF」の新作。画期的なクロノグラフ機構を備えている。自動巻き(Cal.PF053)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。要価格問い合わせ。
繊細なバーリーコーンのギヨシェ装飾を施したミラノブルーのダイアルは、センター同軸に5本の針が取り付けられている。クロノグラフでありながらもインダイアルは存在せず、通常の状態ではまるで3針時計のような佇まいだ。

そこから8時位置のプッシュボタンを押下することで、ロジウムプレートの3本の針が12時位置に一直線に重なり、クロノグラフ機能による計測がスタートする。同時にロジウムプレートの針の下に隠されていたローズゴールドの針が表れ、時刻を表示する仕組みだ。もう一度プッシュボタンを押すとクロノグラフ針が停止し、さらにもう一度押下することでリセットされる。リセット時にはクロノグラフ針が時刻表示用の針に重なり、再び3針時計のような見た目へと戻る。見た目にはシンプルだが、機構はこれまでのクロノグラフとは大きく異なる複雑性を備えたものだ。

本作の複雑なクロノグラフ機構を実現しているのが、新開発の自社製自動巻きムーブメントのCal.PF053である。垂直クラッチひとつと水平クラッチふたつを組み合わせたトリプル・クラッチの構造によって、それぞれの針を自在に操っている。パワーリザーブは約60時間を備え、自動巻きクロノグラフでありながらも厚さ6.9mmという薄型ムーブメントに仕上がっている。
ケースは、「トンダ PF」を象徴するブレスレット一体型のデザイン。ローレット加工を施したプラチナ製ベゼルが、華やかな印象を添えている。




