新しくなったグランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015の着用レビューから製品の“価値”を考える

2026.08.04

2026年にアップデートされた「エボリューション9 コレクション」のうち、直径37mmケース、そして型打ちによる“水面”パターンを備えた文字盤を特徴とするRef.SLGB015を、時計愛好家であり、時計ライターでもある堀内俊が着用レビュー。1週間の着用期間の中で筆者が考えたのは、グランドセイコーという高級時計ブランドの「機能的価値」「感性的価値」における現在地だ。

グランドセイコー エボリューション9 コレクション スプリングドライブ U.F.A.

堀内俊:写真・文
Photographs & Text by Shun Horiuchi
[2026年8月4日公開記事]


「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015を深掘り

 年差±20秒という驚異的な精度を実現したグランドセイコーの「スプリングドライブ U.F.A.(Ultra Fine Accuracy)」が、話題を集めている。外部から標準電波やGPS信号などを受信することなく、スタンドアローンでこの高精度を実現する本ムーブメントは、日常使用において時間合わせの操作の頻度を大幅に減らせる実用性を備えている。

 そんなスプリングドライブ U.F.A.の、「キャリバー9RB2」を新たに積んだ「エボリューション9 コレクション」が2026年にアップデート。その中にラインナップされるRef.SLGB015は、ケース直径37mmのエバーブリリアントスチール製ケースに明るい紺の文字盤が組み合わされたモデルである。サイズ感を見るに、手首の細いユーザーにとって、注目すべき選択肢のひとつとなり得るだろう。

 筆者は以前、同じエボリューション9 コレクションに属するRef.SLGW007について、深掘りする記事を執筆した。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGW007を深掘り。見よ、最新作の〝GSクォリティ〟を!

FEATURES

 本機がRef.SLGW007と大きく異なるのは、直径が37mmとひと回り小さいケースサイズを持つ半面、厚さは11.4mmとやや厚いこと、ムーブメントが手巻きメカニカルのCal.9SA4に対してスプリングドライブ U.F.A.のCal.9RB2を搭載することの、大きく2点である。なお、本機はストラップではなくブレスレットを備えたモデルだ。

 ケースデザインや外装の基本的な考え方は共通しているため、本稿では重複する説明を必要最小限に留めつつ、本機ならではの特徴である37mm径ケースの装着感と、Cal.9RB2がもたらす実用性に重点を置いてレビューしていきたい。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015
年差20秒を達成したスプリングドライブ U.F.A.が搭載されたグランドセイコーの新作。特徴的な型打ちによる模様を持った文字盤は明るい紺に彩られており、柔らかな朝陽が風によって揺らいだ湖面に反射し、きらめく情景がイメージされている。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9RB2)。34石。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径37.0mm、厚さ11.4mm)。10気圧防水。138万6000円(税込み)。

Ref.SLGB015のアウトライン

 エボリューション9 コレクションのケースデザインは、重厚な外装部品に代表されるグランドセイコーらしい力強さ、そしてシャープさを両立したものだ。特に3時側あるいは9時側からケースサイドを眺めると、ラグやベゼルを取り払った基本的な構成はシリンダー形状に近いことが分かる。ラグが下がりすぎず、大きく弓状にしなるようなケースサイドのラインがシリンダー状のケース本体に加わったデザインだ。ラグの内側に近いポリッシュ面の存在が、繊細な印象を与えている。ケース上面には細やかな縦方向のヘアライン仕上げがなされ、外周がポリッシュされた別体ベゼルが備わり、そこから立ち上がるボックス型サファイアクリスタル風防が組み合わされることで、立体感のあるシルエットが形成されている。

 先に取り上げたRef.SLGW007と本機とを比較して見ると、繰り返しになるが、大きな違いがふたつある。ひとつはケース径が37mmへと小径化されたこと。もうひとつは、手巻きメカニカルのCal.9SA4ではなく、自動巻きスプリングドライブ U.F.A.のCal.9RB2を搭載することである。主に搭載ムーブメントの違いにより、ケース厚はRef.SLGW007より若干厚く11.4mmとなった。Cal.9RB2の厚さは5.02mmであり、Cal.9SA4の4.15mmと比較すると約0.9mm厚い。その結果、全体的なフォルムがコロンとした印象になるかと思うとさにあらず、エボリューション9 コレクションのデザインコードを維持したまま微調整がされ、シャープな本コレクションのケースフォルムそのものに仕立てられている。

 また、直径の37mmという数字だけを見ると小ぶりな時計を想像するかもしれないが、細いベゼルと広く確保された文字盤によって視覚的な存在感は想像以上に大きい。その一方で、手首への収まりは良好であり、近年のグランドセイコーのなかでも特に装着性を意識したサイズ設定であることがうかがえる。

 本モデルは2025年にウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表されたRef.SLGB003と基本仕様を共有するモデルである。大きな違いは、ケースおよびブレスレット素材がブライトチタンからエバーブリリアントスチールへ変更されたこと、そして明るめの紺に彩られた“水面”文字盤へと改められたことである。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

諏訪湖の水面から着想を得た、立体的な陰影が特徴的な文字盤を持つ。湖面を渡る風にさざめく波、その水面に漂う朝陽の煌めきを、職人の手による繊細な型打ち模様よって描き出した。

各ディテールはどうか

 それでは各ディテールを見ていこう。

 ケース形状は前項で述べたとおりであり、インデックスや針などの造形も、以前深掘りしたRef.SLGW007と基本的には共通している。多面カットによる鋭いエッジと歪みのないポリッシュ仕上げは健在で、その完成度に注文をつける余地はほとんどない。

 まず目を引くのは、“水面”パターンが施された紺色の文字盤だ。光が強く当たる環境では鮮やかにブルーを見せる一方で、日常的な室内光では黒に近い深い紺色として映る。決して華美ではなく、悪目立ちすることもない。実用時計としての性格を考えれば、この色調設定は巧みである。文字盤の意匠は2023年2月に発売された、ケース径40mmのエボリューション9 コレクションRef.SLGA021と、おおむね同じである。グランドセイコーのスプリングドライブモデルを製造する、セイコーエプソン塩尻事業所内の「信州 時の匠工房」の南東に位置する諏訪湖の、湖水面に広がるさざ波を表現したのが、文字盤に採用された“水面”パターンだ。これは職人が手で模様を彫りだした金型による型打ちで、また、ネイビーは朝陽に照らされきらめく湖水面を表現している。

 ベゼルは全体的なフォルムからすると細めであり、そのため37mm径という実際のケースサイズよりも文字盤が大きい印象を受ける。決して小さく思わせるサイズ感ではない。ケースサイドおよびラグ上面のヘアラインは大変に繊細で美しい。そのヘアラインを分断するラグの肩面の鏡面とのコントラストも美しい。フラッシュフィットの存在で上部しか見えないが、磨きにくいラグ間のケースサイドも高い水準に仕上げられている。

 ケースサイドを見ると、本機はラグ穴を貫通させた構造を採用している。ストラップモデルであるRef.SLGW007の時はあまり意識しなかったのだが、ブレスレットが備えられる本機は、ケース側のひとコマ目にも同じような貫通穴が開けられており、人によっては視点が向くポイントになるかもしれない。良し悪しではないものの、高級時計として見栄えだけを優先するなら、袋穴のほうが好まれる可能性はあるだろう。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

ケースサイドショット。エボリューション9 コレクションの特徴である、全体的に弧を描いてラグにつながる形状がよく分かる。ヘアラインは繊細だ。ラグ穴は貫通である。

6時側からのショット。フラッシュフィットの上面にケースサイドの一部が見える。仕上げにくい部分だが上質に仕上げており好感が持てる。

 続いてブレスレットを見てみよう。中コマの左右には細い別体パーツが組み込まれており、正面から見ると3列構成ながら、実際には5ピース構造となっている。視覚的な立体感を演出するための設計と思われるが、一方でフラッシュフィットやバックル側のコマは一体構造のため、この別体パーツとコマの接合線は筋彫りによって表現されており、意匠の連続性という観点では若干の違和感も残る。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

フラッシュフィットの中コマに相当する部分は左右に筋彫りがある。ただしブレスレットの中コマはここが別体であり、連続性という観点では違和感がある。

 表面のヘアラインは美しく整えられているものの、コマ側面の仕上げはケースほど手間を感じさせるものではない。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

ラグ、フラッシュフィット、ブレスレットの造形が分かるように意識したショット。ブレスレットの無垢コマは肉厚で重厚だが、ここまで重厚なものが必要かどうかは判断が分かれるところ。コマの上面は丁寧な仕上げであるが、サイドは平均的と感じた。ラグには貫通穴があり、近接する最初のコマにも貫通穴がある。

 バックルは切削パーツの集合体で、堅牢な構造であり、一部にはブライトチタンパーツも採用されている。実用的な2mm単位×3段階の微調整機構は操作感も良好であり、バックルの固定方法やバネ感も適切で、信頼性のあるものだ。ポリッシュとブラストの仕上げのコントラストが美しく、GSロゴも印象的で、細部への配慮が感じられる。

 この質実剛健なバックルは、11.4mmの厚さを持つ時計本体と厚さや質量の面で良いバランスを結果的に得ていると思う。しかしながらブレスレットのコマそのものは、個人的な好みからするともう少し薄い方が、装着感も含めて良いのではないかと感じた。ここはやや詳しく後述する。

グランドセイコーファン垂涎のムーブメント

 ムーブメントには、年差±20秒を実現したスプリングドライブ U.F.A.のCal.9RB2を搭載する。

 グランドセイコーファンにとって「U.F.A.」という名称から連想されるのは、1969年に登場したグランドセイコー「V.F.A.(Very Fine Adjusted)」だろう。高精度の実現に際し、人の手による調整技術を極限まで追求したV.F.A.に対し、本機のU.F.A.は現代の電子制御技術と時計製造技術の積み重ねによるという点が興味深い。

 年差±20秒(平均月差±3秒相当)という精度を達成するため、水晶振動子は9Fクォーツに用いられているものと同様、エイジング工程を経て安定したものが採用されている。それに加え、温度による精度変化を補正する温度補正機能搭載の超省電力ICを真空パッケージに封入した「高精度スプリングドライブパッケージIC」を備えている。すなわち、このIC内で温度補正が完結しているのだ。さらに、製造後の水晶振動子に残るわずかなひずみによって生じる、水晶振動子の微細な振動数の経年変化も補正できるよう、緩急スイッチが搭載されている。アフターサービスの際に、ムーブメントの個性に合わせた精度の微調整を行い、長期にわたって年差精度を維持することが可能となっている。

 加えて、ムーブメントの低重心化を目的に薄型シングルバレルと新しいオフセットマジックレバーを開発し搭載したことで、低重心化とともに、パワーリザーブ約72時間も実現させている。開発思想に「ムーブメントの低重心化」が入っていることは、特筆に値すると思う。ここはまさに、垂直統合されたマニュファクチュールならではだろう。

 本ムーブメントは審美性にも配慮されており、“THE NATURE OF TIME”というブランドフィロソフィーを反映させ、氷点下の信州地方で見られる霧氷(むひょう)をムーブメントの外観で表現するべく、受けの表面に梨地加工を施してある。この梨地加工によって、穴石周りのダイヤモンドカット面がキラキラとよく映える。また、全周ローターは肉抜きされているため、その位置によらず、パワーリザーブ表示が確認しやすい。両方向巻き上げの自動巻き機構はセイコー伝統のマジックレバーで効率的な巻き上げを実現している。

 派手な装飾性を前面に押し出したムーブメントではないが、その世界観と技術的背景を考えれば、本機にふさわしい外観と言えるだろう。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

“THE NATURE OF TIME”というブランドフィロソフィーをムーブメントでも表現。氷点下の信州地方で見られる霧氷が、ムーブメントのフロスト仕上げとして反映された。

着用インプレッション

 今回借りた個体はサンプルモデルではあるが、実際に約1週間着用してみた。

 まず本機最大の特徴である、スプリングドライブ U.F.A.について触れたい。今回の試用期間中、目視で確認できるレベルの誤差はほとんど認められなかった。もちろん本機はサンプルであり、また、1週間程度の着用で年差性能を語ることはできないが、その振る舞いは電波時計を思わせるほど安定していた。

 また、約72時間のパワーリザーブを有することから、週末2日をはさんでも時計の針が止まることはないため、実用性という観点では素晴らしいという言葉以外にない。腕時計に高い実用性を求めるユーザーにとって、この安心感は非常に大きく、まさにそこに価値を見出すユーザーにとっては非常に魅力的な選択肢となる。

 続いて装着感について。

 37mmというケース径は、近年のグランドセイコーとしては比較的小ぶりな部類に属する。しかし実際には文字盤面積が広く確保されているため、視覚的な存在感は数字以上に大きい。一方で、ラグの収まりは良好で、特に手首の細いユーザーにとっては現行ラインナップのなかでも高い装着性を備えたモデルだと感じた。

 ただし、装着時に受ける印象は必ずしも「軽快」ではない。

 11.4mmというケース厚は決して極端に厚い部類ではないものの、時計全体としては見た目以上の存在感と重量感を備えている。以前深掘りしたRef.SLGW007は10mmを切るケース厚を実現しており、重心の低さや軽快感という点では依然として優位に感じられた。

 もちろん搭載するムーブメントが異なる以上、単純比較はできないものの、Cal.9RB2の開発では低重心化も重要なテーマのひとつとされている。その思想を知ったうえで着用すると、さらに一段踏み込んだ軽快さを期待したくなるのも事実である。

 もし、さらに薄くしようとすると、文字盤の厚さ、針・インデックスの厚さ、針間のクリアランス、ケースバックとムーブメントのクリアランス、ケースバックのサファイアクリスタルの厚さなどを総合的に詰めていく必要がある。ただしこれらを詰めると、特に針間などは顕著だが、整備性は難易度が増していく。そのためどこを落としどころにするのかという話になるわけだが、逆説的に言えば、そうした難しい課題をどこまで解決できるかこそ、高級時計メーカーの技術力が問われる部分でもある。

 ブレスレットおよびバックルについては、完成度そのものに不満はない。堅牢な構造と高い加工精度を備え、微調整機構の使い勝手も優秀である。ただし筆者個人としては、ここまで重厚なブレスレットが必要かどうかは疑問に思った。

 近年の高級時計に求められる価値は、単なる重量感や堅牢性だけではない。装着時の追従性や手首との一体感、さらには着脱時の心地よさといった要素も重要になってきている。本機のブレスレットは質実剛健な完成度を備える一方で、重量感や堅牢性を重視した設計思想が色濃く反映されているように感じられた。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

バックルとブレスレット。2mm×3段階の微調整機構を持つバックルは機能的であり脱着も容易で信頼性は高い。仕上げも高級時計として、水準以上である。重厚感はかなりのもので、ブレスレットの厚さもそれにならっている。37mm径の時計本体に合わせて、もう一息軽快でも良いのではないか。

 一方、同じくセイコーウオッチが要する高価格帯の時計ブランドであるクレドール、特に「Kuon(クオン)」シリーズのブレスは、とりわけ素晴らしいと思った。また、復活した「クレドール ロコモティブ」のブレスレットも、オリジナルが持つ“シャカシャカ”感を巧みに再現しており、高級感と程よいユルさを両立している。ぜひグランドセイコーにも、そのようなブレスレットのアプローチを期待したいところだ。

 総じてRef.SLGB015は、年差±20秒という圧倒的な実用性能と、37mm径ケースによる優れた装着性を両立したモデルである。その一方で、今後のグランドセイコーには機能だけではない、新たな装着体験の提案も求められているように感じた。

まとめとグランドセイコーの現在地について

 今回試用した「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015は、年差±20秒という驚異的な精度を誇るスプリングドライブ U.F.A.を、直径37mmという現代的なケースサイズに合わせた最新のレギュラーモデルである。

 とりわけ手首の細いユーザーにとって、この37mm径というサイズ設定は大きな意味を持つ。近年のグランドセイコーは直径40mm前後のケースを備えたモデルが中心となっていたが、本機は装着性と存在感のバランスに優れ、日常使いの実用時計として魅力的な選択肢となっている。

 また、Cal.9RB2が実現した年差±20秒という性能も見逃せない。単なるスペック競争ではなく、「時間を合わせる」という腕時計の日常的な行為そのものを極限まで減らすという意味で、これは実用時計としての本質的な進化だと感じた。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

ブレスレットと本体のバランス感を意識したショット。エバーブリリアントスチールで製造されたケースやブレスレットは、白く美しい高級なステンレススティールであり、優れた耐食性を示す。ケースは37mm径と、標準的な従来モデルの40mm径より小径であるが、重厚なブレスレットと相まって存在感がある。

 一方で、本機を通して改めて考えさせられたこともある。

 近年、工作機械や加工技術の進歩は著しく、時計業界全体で外装品質は大きく向上した。かつてグランドセイコーが圧倒的な優位性を持っていた領域においても、スイス勢やドイツ勢を含む多くのメーカーが急速に追い上げている。特に中堅ブランドの品質向上には目覚ましいものがあり、それらの新作を見るたびに驚くことが少なくない。

 もちろん、グランドセイコーの針やインデックスの完成度、あるいは文字盤表現の豊かさは依然として高く評価されるべきものである。特に自然をモチーフとした型打ち文字盤は、いまやブランドを象徴する要素として確固たる地位を築いている。

 そのうえで、筆者が今後のグランドセイコーに期待したいのは、機能や品質のさらなる向上だけではない。

 例えば装着感やブレスレットの表現、あるいは金属部品が醸し出す雰囲気といった、数値化しにくい感性的な価値である。

 スイスやドイツの優れた時計に触れていると、ときに理屈では説明しづらい魅力を感じることがある。それは歴史や文化に由来するものかもしれないし、長年にわたって蓄積された美意識なのかもしれない。

 あえてひと言で表現するならば、それは「色気」である。

 Ref.SLGB015は、機能的価値という観点ではすでに極めて高い完成度に達した1本だ。だからこそ次にグランドセイコーが目指すべき場所はどこなのか。その問いを改めて考えさせるモデルでもあった。

 セイコーウオッチ代表取締役社長の内藤昭男氏が言う「機能的価値から感性的価値へ」という言葉。

 その答えの一端を、今後のグランドセイコーがどのような形で示していくのか。筆者は注目していきたい。

グランドセイコー「エボリューション9 コレクション」Ref.SLGB015

ポケットショットはビジネスカジュアルをイメージした。この佇まいが醸し出す雰囲気からすると、やはりグランドセイコーの主戦場はビジネスシーンであろう。



Contact info:セイコーウオッチ(株) お客様相談室(グランドセイコー) Tel.0120-302-617


グランドセイコー「U.F.A. Diver Ushio 300」は魅力が満載!「青」or「緑」、あなたが選ぶのはどっち?

FEATURES

1210万円の価格も納得。グランドセイコー「マスターピースコレクション」彫金モデルの作り込まれた内外装を深掘り

FEATURES

2026年 グランドセイコーの新作時計を一挙紹介! ダイバーズウォッチにもU.F.A.が搭載

FEATURES