男性と女性が1本の時計をシェアする「シェアウォッチ」、選ぶときのポイントを3つ紹介

FEATUREぜんまい知恵袋
2022.02.04

Q:シェアウォッチを選ぶときのポイントは?

男性と女性が1本の時計をシェアする「シェアウォッチ」。時計にはもともと男性向け、女性向けが存在しますが、男女で同じ時計をシェアする場合、時計選びで気を付けるべきポイントはありますか?

広田雅将

2022年2月4日掲載記事

A:サイズ以外に気を付けるべきポイントが3つあります

 男性と女性が同じ時計を使う、シェアウォッチ。女性も大きな時計を使うようになった今、シェアウォッチという流れは今後も加速していくでしょう。しかし、サイズ以外にも選ぶポイントはいくつかあります。

パシャ ドゥ カルティエ

Photograph by Takeshi Hoshi(estrellas)
男性が以前よりもより小径の時計を、そして女性がケース径の大きな時計を着けるようになったため、自然と時計をシェアする愛好家も増えてきた。写真のカルティエ「パシャ ドゥ カルティエ」はケース直径35mmのため、男性、女性を問わず着用可能だ。ストラップが工具を用いらずにワンタッチで変更可能な「クイックスイッチ」を採用していることも、シェアウォッチとしては大きなポイントだろう。

1:自動巻きはよく巻き上がるか?

 一般的に女性の腕の動きは、男性の半分と言われています。そのため、男性用の自動巻き時計を女性が着けても、巻き上がりにくいことが多いのです。仮に自動巻き時計を選ぶなら、よく巻き上がる自動巻き搭載機を選ぶこと。最新の片方向巻き上げ自動巻きや、両方向でも設計の新しいものを選ぶと、ハズレは少ないはずです。

2:爪を傷めないか?

 最近の女性用時計は、爪や指を傷めないような配慮が施されています。シェアウォッチとして購入する時計が男性用時計だったとしても、同じように配慮されているものがいいでしょう。例えばブレスレットのバックルはボタンを使っての開閉式、またケースには切り欠きがあり、爪を差し込みやすいこと。リュウズも指を痛めないよう、あまり尖っていないほうが望ましいでしょう。

3:磁気帯びはしにくいか?

 今や機械式時計の大敵は磁気です。とりわけ、女性の身の回りには、ハンドバッグの留め金やスマートフォンのカバーなど、磁石を使うアイテムが多くあります。そのため、機械式時計は知らず知らずのうちに磁気帯びしてしまう場合があります。仮に磁石を避けられないのであれば、磁気帯びしにくい時計を買うことをお勧めします。シリコン製のヒゲゼンマイを使った機械式時計であれば、基本的には問題が起きにくいはずです。


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