2022年 パルミジャーニ・フルリエの新作まとめ

FEATURE2022年新作時計
2022.04.13

パルミジャーニ・フルリエ ブース

Photograh by Yu Mitamura

トンダ PF GMT ラトラパンテ

トンダ PF GMT ラトラパンテ

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF GMT ラトラパンテ」
自動巻き(Cal.PF051)。31石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。SS×Pt(直径40mm、厚さ10.7mm)。60m防水。328万9000円(税込み)。

「トンダ PF」をベースとしたGMTウォッチ。ただし、“ラトラパンテ”という言葉が示すように、その機構には一工夫加えられている。バーリーコーンギヨシェが施されたミラノブルーダイアルには、3本の針が取り付けられている。2本のシルバーの針は時分針、ゴールドの針は12時間で1周する副時針である。この副時針は、8時位置のプッシュボタンを押下することにより、1時間単位で調整することが可能である。第2時間帯表示が不要となった場合は、リュウズと同軸のプッシュボタンを押下することにより、副時針がジャンプしシルバーの時針に重なる。これが、今作が“ラトラパンテ”たる所以である。ケースはステンレススティール製。ローレット加工が施されたベゼルはプラチナ製だ。

Cal.PF051




トンダ PF フライングトゥールビヨン

トンダ PF フライングトゥールビヨン

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF フライングトゥールビヨン」
自動巻き(Cal.PF517)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。Pt(直径42mm、厚さ8.6mm)。100m防水。1771万円(税込み)。

 マイクロローター式フライングトゥールビヨンムーブメントCal.PF517を搭載したモデル。余白を大きくとったダイアルはサンドブラストを施したプラチナ製。2本のデルタ針とともに、パルミジャーニ・フルリエらしい優雅なデザインに仕上がっている。トゥールビヨンキャリッジは、7時位置に配されており、これは創業者ミシェル・パルミジャーニが誕生した、午前7時8分に由来している。ケース素材にはプラチナが採用されており、シースルーバックを通してムーブメントを鑑賞することができる。