フランク ミュラーのヴァンガードの魅力とは。おすすめモデル6選

ヴァンガードの主なモデル

フランク ミュラーの新たな境地を切り開いた「ヴァンガード」には、個性豊かなモデルがラインナップされている。独特の魅力を放つ3モデルについて詳述していこう。

ヴァンガード ライジング サン

「日出ずる国」、世界からそう呼ばれた日本の国旗に着想を得てデザインされたモデルが「ヴァンガード ライジング サン」だ。

ダイアルには、渦巻く水面を想起させる躍動感のあるパターンが施されている。ヌーベルバーグ・ギョウシェと呼ばれるこの模様は、太陽が大海原から登る姿をイメージしたものだ。

ダイアルには、ふたつのバージョンが存在し、白ベースに赤のインデックスと針をあしらったタイプ、黒を基調として同じく赤のインデックスと針を備えたタイプとがある。

ヴァンガード グラビティ スケルトン

重力の意味を持つグラビティという言葉を冠した「ヴァンガード グラビティ スケルトン」は、その名の通り、すべてを引き寄せてしまうかのような神秘的な佇まいのモデルだ。

その造形は、腕時計における古典的なスタイルとは一線を画す。直線を強調したモダンな設計が、複雑時計の機能美をより際立たせ、迫力あるものへと昇華させている。

盤面に豪胆に映えるX型ブリッジが、主ゼンマイを収めた香箱や輪列機構などを支える。そして、このX型ブリッジが支える空間に、従来の2倍の重さのY型トゥールビヨン・ケージが納められているのだ。

ヴァンガード 7デイズ パワーリザーブ スケルトン

18Kピングゴールドケースとオープンワークのダイアルを組み合わせ、エレガンスとモダンなデザインを融合させたのが「ヴァンガード 7デイズ パワーリザーブ スケルトン」だ。

オープンワークのダイアルからはムーブメントの構造美をじっくりと堪能できるようになっている。しかもルックスのみならず、搭載する手巻きムーブメントは約7日間のパワーリザーブを実現し、性能の高さもアピールしている。

ヴァンガード ヨッティングの主なモデル

ヴァンガードにおいてよりスポーティーな雰囲気を演出する新たなモデルが、2015年より展開されている「ヴァンガード ヨッティング」だ。

美しく輝く海を颯爽とクルージングするようなイメージを抱かせるヴァンガード ヨッティングの、代表的な3モデルを紹介しよう。

ヴァンガード ヨッティング

「ヴァンガード ヨッティング」は、同コレクションの中で最もベーシックな1本だ。53.7×44mmという大きめのトノーケースに、直接ベルトをセットしたデザインは、迫力と優美さの両方を兼ね備えている。

海を想起させるブルーと、ダイアル中央の羅針盤デザインが世界のセレブリティーを魅了する。

ヴァンガード ヨッティング クレイジー アワーズ

インデックスを不規則に配置しながらも、時針が正しい時刻にジャンプして時を示す、フランク ミュラーの象徴的な作品のひとつ「クレイジー　アワーズ」。「ヴァンガード ヨッティング クレイジー アワーズ」は、遊び心あふれるこの機構を搭載した2021年の新モデルだ。

ダイアル中央に描かれたコンパスのモチーフや、ブルーとホワイトのカラーリングといった同コレクションらしい意匠はそのままに、独創のメカニズムを組み合わせたことで、洋上や海辺で過ごす時間が、よりパーソナルなひとときになることだろう。

ヴァンガード ヨッティング クロノグラフ

華麗さと高い実用性を高次元で具現化したヴァンガード ヨッティングコレクションにおいて「ヴァンガード ヨッティング クロノグラフ」は、さらにスポーティーに進化を遂げたモデルだ。

従来のヴァンガードケースには見られなかったリュウズガードを備え、よりアクティブなシーンにも対応可能なスタイルへと進化させている。

文字盤にはヴァンガード ヨッティングのラインナップであることを象徴する羅針図が描かれ、また、独特のヴァンガード数字を採用しているので視認性も抜群だ｡

ヴァンガードで個性を演出

独創的なデザインで、常に高級腕時計界に衝撃を与え続けるフランク ミュラーは、世界の財界や社交界でも愛好家の多いブランドだ。

そのフランク ミュラーの歴史において、新たな地平を切り開いたとされる「ヴァンガード」を知り、手にすることで、無二の個性を演出してみてはいかがだろうか。