コーディネートを楽しむ、インターチェンジャブルストラップのレディスウォッチ（後編）

特別な工具を使わずに取り替えられるインターチェンジャブルストラップは、ファッションと時計のコーディネートを楽しみたい女性にぴったり。でも本当に簡単に交換できるの？ と疑問に思う方も多いはず。クロノスファムの新人編集部員が、そんな時計の“着せ替え”にチャレンジしてみた！

モノグラムをちりばめたルイ・ヴィトン「タンブール ムーン デュアル・タイム」

　レディスウォッチには珍しいデュアルタイム表示機能を搭載。モノグラム・フラワーシェイプの針が第2時間帯を示す。ストラップは素材だけでも8種類、それぞれにカラーバリエーションが存在するという充実ぶり。選ぶ楽しみを存分に味わいたい。購入時にどのストラップを組み合わせるか選ぶことができ、それによって価格が異なる。

ストラップを持ってスライドボタンを手前に引くと、連動してバネ棒の上にかかっていた出っ張りが引っ込む。

そのままストラップを真下に引くと簡単に外れる。取り付ける際はボタンをスライドしたまま下からはめ込む。

ストラップのバリエーション豊かなウブロ「ビッグ・バン ワンクリック」

　重厚感のあるケースフォルムには、ダイヤモンドをあしらって華やかさをプラス。ダイアルのサンレイ仕上げも美しい。別売りのストラップにはビビッドな色合いやグラデーションを施したものなど、ウブロらしいポップなラインナップがそろっている。好みやシーンに合わせて選んでみてはいかが？

「ワンクリック」という名のとおり、写真中央に見える台形のボタンを押すだけでストラップの取り外しができる。ウブロはこの独自のシステムで特許を取得している。

ボタンを押せばストラップが外れるので、片手でも付け替えられる。取り付ける際は、ストラップ先端の金具をラグの隙間に差し込めばOK。

ヴァシュロン・コンスタンタン「エジェリー」

　“オートクチュール”の世界観をデザインに取り入れた「エジェリー」コレクション。ドレスのプリーツを思わせる繊細なギヨシェ模様の文字盤や、なめらかなシェイプの時分針が優雅な雰囲気を醸し出す。オフセンターの日付表示がアクセントに。付属するストラップはブルー、ピンク、ブラウンの3本。別途購入する必要なく着せ替えを楽しめる。華やかな場面には可憐なピンク、ビジネスシーンには凛としたブルー、リラックスした場面には落ち着いたブラウンのストラップを合わせて。

ボタンを手前にスライドさせる。感触は軽いので、力を入れずに操作可能だ。

片方ずつ外していく。取り付ける際はボタンを引いたまま左からはめ込む。

元祖チェンジャブルウォッチ、ブシュロン「リフレ」

　1947年に誕生した「リフレ」は、当初からこのインターチェンジャブルシステムを採用。ストラップに穴がなく、まるでブレスレットのように着けられるのも魅力のひとつだ。ブランドを象徴するゴドロン装飾を施したケースはクラシカルな雰囲気。ストラップは豊富なバリエーションの中から素材とカラーを選んでオーダーも可能。店舗で時計を購入すると、既存のストラップからお好きなものを1本選べる嬉しいサービスも。

写真はバックルの裏側。リフレはピンバックルではないため、ここでストラップの長さを手首に合わせて調節する。

時計本体と一体化したラグに、ストラップの金具をサイドから差し込む。時計の着脱をストラップの取り付け、取り外しによって行う珍しいシステム。