一流のセレブたちは一体どんな腕時計を選ぶのか? 世界のセレブたちのワンシーンを切り取り紹介する連載コラム「セレブウォッチ・ハンティング」。今回は俳優、濱田岳の腕時計を紹介しよう!
濱田岳
1988年6月28日生まれ、東京都出身の濱田岳。子役として役者デビューし、2004年にTBS系ドラマ「3年B組金八先生」で注目を浴ると、その3年後には「アヒルと鴨のコインロッカー」で映画主演デビュー。幅広い役柄をこなす演技派として、今もっとも活躍している俳優のひとりだ。
濱田の存在感が光った作品のひとつとして、テレビ東京のドラマ「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」が挙げられるだろう。松竹映画「釣りバカ日誌」シリーズは、西田敏行・三國連太郎をメインキャストに迎え、1988年に第1作目がスタートして以降、22年間に全22作品が公開された国民的人気シリーズだ。リメイク作品をヒットさせるのは難しいと言われるなか、このドラマ版は旧作ファンからも愛される人気作となった。
「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」で濱田が着用した腕時計は、カシオ「PRO TREK(プロトレック)」の「フィッシングギア機能」搭載モデルであった。仕事や出世より、釣りをこよなく愛する「ハマちゃん」こと浜田伝助の役を濱田岳がテレビドラマ内で引き継いだ、その時に最適だとして選ばれた1本である。
釣りブームが人気の昨今、改めてこの腕時計を紹介しよう。
カシオ「PRO TREK」
「フィッシングギア」とはその名の通り、釣り人にうれしい機能がさまざまに搭載されたものだ。最も特徴的なのが、「月の満ち欠けと時角が魚の食餌活動に影響を与える」という理論に基づき、釣りに適した時間帯を知らせる「フィッシングタイム機能」である。釣りは大潮の時、つまり満月や新月の日によく釣れるとされる。また1日のうちで月の時角が0時、6時、12時、18時となる時刻が最適とされる。フィッシングギア搭載機は、釣り場の緯度・経度等を入力しておくことで、毎日のフィッシングタイムをグラフィックで表示してくれる腕時計なのだ。
濱田の着用モデルはすでに生産を終了しているが、現在はその機能を方位、気圧/高度、温度を計測する「トリプルセンサー」と、Bluetooth®通信機能を搭載した「アングラーライン」が引き継いでいる。従来ではフィッシングポイントの緯度設定がその都度必要であったのに対し、現行モデルでは約3300箇所を登録しておくことで瞬時に情報を取り出すことができるようになった。また魚の釣れた時刻をその時の気圧傾向や位置情報とともにアプリに記録できる「フィッシュメモ機能」が充実した。
PRO TREKのフィッシングギア搭載機は、自然との結び付きを感じさせ、釣りをより楽しくしてくれる1本なのである。
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