クロノス日本版 1月号(vol.98) 発売中！

Chronos 1月号(vol.98) 12月3日発売

■第一特集　現代パイロットウォッチ礼賛

近年、急速に勢いを増すラグジュアリースポーツウォッチブームの中で本流ではないにしろ、密かに人気を高めつつあるジャンルがパイロットウォッチだ。オートパイロット全盛、かつ手動操縦時ですらも飛行時に必要な情報はすべてコックピットの計器から集取可能な現代において、あえてパイロットウォッチを推す人たちの意図とは？

曖昧になりがちなその定義を用途ごとにまとめ分析しつつ、現役パイロットからファッショニスタに至るまで、幅広くその用途を紹介。現代におけるパイロットウォッチの在り方を再考する。

■第二特集　アイコニックピースの肖像67 ブレゲ トラディション

2005年に発表されたブレゲ「トラディション」は、実用性とブレゲらしい審美性を両立させようと考えた、ニコラス G. ハイエック肝煎りのプロジェクトだった。彼亡き後も、ブレゲの開発チームはこの困難な課題に取り組み、今やトラディションを、一大コレクションへと成長させた。その歩みを、省スペースという観点から見ていこう。

■第三特集　磁気に克つ!!耐磁ユーザーズマニュアル

磁力が腕時計の精度に悪影響を及ぼすことは広く知られているが、磁気にあふれた現代社会において、何もせずに腕時計をその脅威から守り抜くことはほぼ不可能だと言える。本特集では、腕時計のユーザーが知っておくべき自身でできる磁気への対処法から、各時計メーカーが知恵を絞った耐磁のメカニズムまで、幅広く指南する。

■腕時計パラノイア列伝　第45回「IWCの生ける伝説、クルト・クラウスの偉業」

長年にわたってIWCを支えてきた名設計者、クルト・クラウス。その才能はIWCを超え、スイス時計業界全体に大きな影響を与え、今なお後進の育成に注力する。その“生ける伝説”の半生に迫る。