【メンズ時計】40代にふさわしいおすすめブランドを紹介

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2023.04.01

40代になると、仕事やプライベートを問わず、会食やゴルフ、旅行など人前に立つ機会が増える。身なりや手元を意識した場合、時計は、機能はもちろんデザインも重要である。今回は40代男性にふさわしい腕時計の選び方とおすすめの時計ブランドを紹介する。


40代男性が選ぶ腕時計の価格相場について

職場で役職を与えられたり重要案件を任されたりすることの多い40代男性は、その勤続年数、経験、スキルに応じて20代と比べて給与額が増えてくる。

収入が安定し、金銭的にも余裕ができるため、20万、30万円を超える時計を購入する傾向が高まるのもこの年齢だ。人によっては100万円以上の腕時計を購入するケースも珍しくない。

30代以上の男性が着けるべき腕時計とは。人気ブランドやおすすめ時計

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たしかに、値段の高い腕時計ほど所有者のステータスは高まるが、無理に背伸びをすることはおすすめしない。

100万円以上の高級時計は、取引相手や顧客に違和感を与え、かえって悪目立ちしてしまうこともあるからだ。

腕時計は本来、職場の環境や服装などTPOに合わせて選ぶのがマナーでもある。

高額な時計1本に絞るより、複数の時計を所有することで「シーンごとに使い分ける」という選択が望ましいだろう。

また、腕時計というものはメンテナンスしながら長く使えるアイテムだ。身の丈にあっているモデルの中から長年使えるものを探すのが40代の時計選びには重要なことだろう。


40代男性が着用する高級腕時計の選び方

腕時計は、その人の個性や魅力をもっとも引き立てるアイテムだ。そのため、使用する場所を考え、用途にあった腕時計を2本以上持っている40代男性も珍しくない。

ここではプライベート、ビジネスなどのシーンごとに40代男性に適した腕時計の選び方を紹介していく。

ビジネスシーンに着用する時計

ビジネス時計はスーツとの相性が大切だ。上質なスーツにカジュアルな時計では40代に求められる、スマートでゆとりのある印象が損なわれてしまう。

また本来、スーツにはレザーストラップの方が好相性だが、近年では金属製のブレスレットタイプを合わせることも一般的になった。

そのため、メンテナンスに費用や手間をかけたくない場合はブレスレットの腕時計がおすすめだ。

さらに、年齢にふさわしい品格やスーツとの合わせやすさを考慮すると、ビジネスシーンに合わせる時計は、15mm以下の厚みが抑えられたシンプルなデザインの時計を着用することが望ましいだろう。

プライベートに着用する時計

仕事用の時計と休日の私服で着ける時計はしっかりと分けたいものだ。

40代の場合、ビジネス用途以外で使う腕時計を選ぶ際も、カジュアル過ぎず、適度な上品さを感じさせるモデルが好まれている。

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どんなコーディネートにも合わせやすいように装飾が控えめでシンプルな腕時計を選ぶのがベターだろう。

時計のカラーについても、黒、ネイビー、ブラウンといった主張を抑えた色にすることで、スマートな雰囲気を演出してくれる。

ジュエリーで有名な「ブルガリ」や「カルティエ」といった有名メゾンを選択するのも、女性からのウケを狙うのには打って付けだ。

定番のブランドモデルを身につける

仕事で立場が上になると、周囲から見られたり会社のトップに近い上司と接したりする機会が増えるだろう。そのため40代は、周囲の目を意識した腕時計選びが必要になってくる。

特に社会では、「ビジネスマンは腕時計を身につけるのがマナー」と考える人も少なくない。

社会人にとってタイムマネジメントは基本であり、腕時計はビジネスパーソンとしての必需品と言えるからだ。

もちろん、単に時間を確認するだけならスマートフォン1台で事足りる。

しかし、上司や取引先によっては、スマートフォンを見て時間を確認するということは、マイナスなイメージを与えてしまう可能性もある。

40代は社会人として一定のビジネスマナーが求められる年齢でもあるため、より一層ビジネスマンとしての礼儀や立ち振る舞いが重要だ。

また、年齢が高くなるほど時計好きの人が多く、周囲が理解しやすいブランドの腕時計を身につけることで、ときに会話の糸口となったり、顧客と親しくなったりするきっかけにもなるだろう。

知名度の高い定番ブランドの時計を身につけることはステータスを意識したい方にもおすすめだ。

スマートウォッチはマナー違反なのか

IT社会とも言われる現代では、誰もがスマートフォンを持ち歩くようになり、電子決済サービスなども当たり前となってきている。

それに伴い、デジタル機器も進化と普及が進み、ビジネスシーンでスマートウォッチを着用する人も増えてきた。

通知機能や電子決済機能、ヘルスケア機能が備わっているスマートウォッチは、あらゆる面での効率化や健康管理を意識する層が増えた昨今、スタンダードなものとなりつつある。

さらに、スマートウォッチはビジネス向けのモデルも毎年多数登場しており、中高年のビジネスマンがスーツに合わせてスマートウォッチを着用していることも珍しくない。

こういった時代の流れから、ビジネスシーンでのスマートウォッチ着用はマナー違反ではないとの見方が一般的なものとなっている。

しかし、スマートウォッチはスマートフォンと連係しているため、ミーティング中などはSNSをはじめとしたメッセージ用ツールの通知をオフにしておくなどの注意は必要だろう。

もちろん、年齢が高い上司や取引先と接することが多い40代は高いコミュニケーションスキルが求められる。

その点では、前述したように知名度の高いブランドの時計を身につけていれば、相手とより近い関係を築けることもあるだろう。

つまり、ビジネスシーンにおいて相応の時計を着用するということは、ビジネスマンにとって賢い選択と言える。


40代男性におすすめの時計ブランド5選

ブランドによっては女性向けや、若者向けの時計を中心に展開しているところもあるが、40代の男性ならば、ビジネスの場やパートナーの前でも格好がつく、品格を持ったブランドを選びたい。そんな40代男性におすすめのブランドを紹介する。

1.ロレックス

デイトジャスト 41

ロレックス「デイトジャスト 41」
ホワイトのラッカーダイアルと、耐久性を備えつつも艶やかな表情を持つオイスタースチールケースを組み合わせ、シンプルで洗練された雰囲気を放つ3針モデル。自動巻き(Cal.3235)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。オイスタースチールケース(直径41mm)。100m防水。96万300円(税込み)。

ロレックスは、誰もが知る高級時計ブランドだ。知名度、実用性、資産価値など、あらゆる面において傑出しており、幅広い年代の男性から絶大な人気がある。

特に、ロレックスの中でもバリエーションが一番豊富である「デイトジャスト」は現行モデルから生産終了モデルまで幅広く人気があり、デイトジャストは世界でもっとも多く販売されている。

ロレックスの腕時計は頑丈で防水性能も高いモデルも豊富にラインナップされているので、あらゆる用途に対応していることもポイントだ。

次いで複数のエリアを同時表示できる「GMTマスター II」も人気であり、飛行機海外へ赴くことの多いビジネスマンからは重宝されている。

2.オメガ

スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスター クロノメーター

オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル マスター クロノメーター」
デザインは1969年の月面探索で着用された第4世代ムーンウォッチに着想を得つつ、コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー3861を搭載し、優れた耐磁性を備えた時計へとアップデートした、2021年発表の現行モデル。手巻き(Cal.3861)。26石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径42mm)。50m防水。93万5000円(税込み)。

オメガもロレックスと同様、製品の質と価値で高い評価を得ている時計ブランドだ。

特にオメガは高級時計としての歴史も古く、いつの時代でも色褪せない人気と技術力の高さがある。

オメガの腕時計は洗練された高級感とスポーティーな雰囲気を兼ね備えたデザインが魅力的だ。

ビジネスシーン、カジュアルシーンの両方で馴染むため、40代男性に最適な1本が見つかることだろう。

中でもブランドを代表する「スピードマスター」は、NASAの月面着陸プロジェクトでも採用された実績を持っているだけではなく、デザインのバランスも良くどんな服装にも合う。

3.パネライ

ルミノール マリーナ PAM01312

パネライ「ルミノール マリーナ PAM01312」
視認性に優れたサンドイッチ構造のダイアルや、9時位置にレイアウトされたスモールセコンドなど、「ルミノール マリーナ」の特徴は踏襲しつつ、独自素材であるAISI 316L 1.4441ステンレススティールをケースに用い、耐食性も向上させている。自動巻き(Cal.P.9010)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約3日間。SSケース(直径44mm)。30気圧防水。117万1500円(税込み)。

パネライは、1860年に創設されたフィレンツェの時計店を出自とし、その後は軍用時計をイタリア海軍に供給してきた歴史をもつブランドだ。

長らく軍用時計を製作したパネライだが、1993年からは一般向けの時計販売を開始した。

独自技術による高い防水性能はプロフェッショナルダイバーだけでなく、丸みを帯びた特徴的なデザインはオンオフを問わずに着用できる腕時計として40代男性に人気だ。

ブランドの代表的なモデルである「ルミノール マリーナ」は、スポーティーなルックスで支持を獲得しており、元々が軍事用途に開発されていたため、非常にシンプルな見た目になっている。

マッシヴなプロポーションだが、スーツとの相性も抜群の1本だ。

4.ブライトリング

クロノマット B01 42

ブライトリング「クロノマット B01 42」
独自のルーローブレスレットやライダータブ付きのベゼルを備え、1983年に開発されたフレッチェ・トリコローリ・クロノグラフの佇まいを想起させながらも、モダンなプロポーションへと進化。力強いデザインながらも、心地よい着用感が得られる。自動巻き(Cal.ブライトリング01)。47石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SSケース(直径42mm)。200m防水。110万5500円(税込み)。

ブライトリングは「時計ではない、(航空用)計器である」「プロのための計器」をモットーに掲げ、他ブランドとは一味違う個性を持っている。

戦前は航空業界との繋がりが強く、コックピットウォッチやストップウォッチを主力製品とし、第一次世界大戦で航空技術が発達したことでそのニーズが急増した。

現在でもパイロットウォッチやダイバーズウォッチを得意とし、他社との差別化が図られている。

また、プロフェッショナルパイロット向けの腕時計として「エアロスペース エヴォ」や「エマージェンシー」が発売されており評価も高い。

ブライトリングからは数多くの名作腕時計が登場しているが、その中でも代表作である「クロノマット」コレクションは絶大な人気を誇る。

かつてはカジュアルな印象のあったクロノマットだが、2020年にリニューアルしてからは、スタイリッシュかつシンプルな佇まいとなり、スーツにもよく似合うため、ビジネスパーソンからも絶賛されている。

5.グランドセイコー

ヘリテージコレクション SBGH277

グランドセイコー「ヘリテージコレクション SBGH277」
ブランドのデザイン理念である“セイコースタイル”を確立させた1967年誕生の「44GS」。この時計が持つ、均整の取れたプロポーションを継承しつつ、3万6000振動/時のハイビートムーブメントによって高い精度を実現した、グランドセイコーのスタンダードモデル。自動巻き(Cal.9S85)。37石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径40mm)。日常生活用強化防水(10気圧)。77万円(税込み)。

グランドセイコーは、日本を代表する国産時計セイコーが展開している高級時計ブランドだ。

繊細かつシンプルなデザインや機能性の高さからは、日本の美意識が感じられ、幅広い年齢層から支持を得ている。

メイド・イン・ジャパンらしい細部まで至る作り込みは、高級時計の本場であるスイスを凌駕するほどのクオリティで、海外からの人気も非常に高い。

グランドセイコーの腕時計は20万円台から購入できるモデルも数多く揃っているのが特徴で、価格設定が広く予算で選びやすいのも大きな特徴だろう。

シンプルで洗練されたデザインのモデルが多く、スーツスタイルはもちろん、カジュアルにリーズナブルな価格の時計は気兼ねなく普段使いできるため、セカンドウォッチとしてもオススメだ。


40代だからこそふさわしい時計を見つけよう

40代は、会社でもそれなりの地位に就く年齢だが、自分にふさわしい時計がわからず困っている人も多いことだろう。

なぜなら40代にとっての腕時計は、時間を知るためだけのツールではないからだ。

自分の個性やステータスを表すためのアイテムでもあるが、それゆえに自身が置かれている地位や年齢を考慮する必要がある。

周囲の目に触れる機会が多いからこそ、自分の好みだけではなく、周囲の目を意識した腕時計選びが必要になる。

この記事が自分にぴったりの腕時計に出合える一助になれば幸いだ。


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