リシャール・ミルより、「RM 30-01 オートマティック デクラッチャブル・ローター」シリーズの新作2種が発表された。軽量かつ耐久性に優れた独自素材、クオーツTPT®やカーボンTPT®を採用し、ローターにデクラッチ機構を備えた自動巻きムーブメントを搭載している。
素材と機構で魅せるリシャール・ミルの新作が登場!
リシャール・ミルより、「RM 30-01 オートマティック デクラッチャブル・ローター」シリーズの新作2種が発表された。今回登場したのは、ダークブルークオーツTPT®とホワイトクオーツTPT®を組み合わせたケースのモデルと、ブラックセラミックスとカーボンTPT®を組み合わせたケースのモデルだ。

ブラックで統一された外装がクールな印象の1本。スケルトンダイアルからは、グレード5チタン製の地板とブリッジを備えたムーブメントを鑑賞することができる。自動巻き(Cal.RMAR2)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。ブラックセラミックス×カーボンTPT®ケース(縦49.94×横42mm、厚さ17.59mm)。50m防水。22万CHF。

ダークブルークオーツTPT®が複雑な模様を描くモデル。パワーリザーブインジケーターやインデックスに用いられた鮮やかなカラーリングが、スポーティーさを強調する。自動巻き(Cal.RMAR2)。38石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。ダークブルークオーツTPT®×ホワイトクオーツTPT®ケース(縦49.94×横42mm、厚さ17.59mm)。50m防水。22万5000CHF。
スポーティーな色使いのダイアルにはスケルトン加工が施され、内部の構造を鑑賞することができる。リシャール・ミルらしい複雑機構も満載だ。4時位置にはふたつのディスクによって表示するオーバーサイズデイトが配され、日付の視認性を高めている。
3時位置の小さな針と“H”、“D”、“W”の表示はファンクションセレクター。一般的な腕時計ではリュウズを引き出すことで、主ゼンマイの巻き上げやカレンダー調整、時刻調整などの機能を切り替えるが、本作では2時位置のプッシュボタンを押下することでセレクターが動き、リュウズの機能を切り替えることが可能だ。ダイアル中央には、C字型のパワーリザーブインジケーターが配されている。
モデル名の由来にもなっている可変慣性モーメントローターは、主ゼンマイの巻き上げ量が最大の55時間分に達した際に、巻き上げ機構から自動的にローターを切り離すというユニークな機構だ。その後、パワーリザーブが40時間まで減少すると、再度巻き上げ機構に連結され、主ゼンマイの巻き上げを開始する。ローターの作動状態は、11時位置のオンオフの表示によって確認することが可能だ。

ケースに採用されているクオーツTPT®とカーボンTPT®は、シリカ糸の平行繊維層またはカーボンファイバーの層を重ね、圧力と熱を加えることで製造される複合材だ。ランダムな模様と高い耐久性を備えている。
