フランス・パリのカルティエ現代美術財団が2025年10月に移転オープン。それを記念した「エクスポジション ジェネラル展」が、2025年10月25日(土)から2026年8月23日(日)までの間開催される。この展覧会では、約100名のアーティストによる600近くもの作品が展示される。
フランス・パリで、現代アートを支えてきたカルティエ現代美術財団の所蔵品を楽しむ
1984年、当時のカルティエのプレジデントであるアラン=ドミニク・ペランによって設立されたカルティエ現代美術財団。同財団は設立以降、さまざまな分野やジャンルのアーティストに対し、創作から展示までの一貫した活動を支援してきた。

そのカルティエ現代美術財団が2025年10月、ラスパイユ大通り261番地から、パリ中心部であるパレロワイヤル広場2番地へと移転した。移転先はジャン・ヌーヴェルによって手掛けられたものであり、かつてグラン マガザン デュ ルーブルが入っていたオスマン様式の建物内に広がっている。5つの可動式プラットフォームで構成され、写真、映画、舞台芸術、科学、工芸など、あらゆる視覚表現の展示の可能性を拡大するものと期待されている。

カルティエ現代美術財団の移転オープンを記念し、2025年10月25日(土)から2026年8月23日(日)までの間、「エクスポジション ジェネラル展」が開催される。この展覧会では、カルティエ現代美術財団の所蔵品の中から厳選された作品が、これまでにない規模で展示される。アーティストは、クラウディア・アンデュジャールをはじめ、ジェームズ・タレル、サラ・ジー、オルガ・デ・アマラル、石上純也、ソランジュ・ペソア、デヴィッド・リンチ、アネット・メサジェ、蔡国強、ディラー・スコフィディオ+レンフロ、シェリ・サンバなど、世界中から100名以上、作品数は600近くにものぼる。


展覧会のテーマは、4つ設けられており、「Machines d’architecture(建築という装置):一過性の建築実験室」、「Être nature(自然であること):生物界とその保全に関する考察」、「Making Things(ものをつくる):素材と技術における実験スペース」、「Un monde réel(現実の世界):科学、技術、フィクションを組み合わせた未来的ストーリーの探索」に分かれている。
カルティエ現代美術財団が支えてきた現代アート40年の歴史を知ることのできる貴重な機会。パリを訪れる際は、是非その全貌を味わってみてほしい。

エクスポジション ジェネラル展
日時:2025年10月25日(土)~2026年8月23日(日)
場所:カルティエ現代美術財団
住所:フランス パリ パレロワイヤル広場2番地



