映画「E.T.」をテーマとした「シチズンコレクション」の限定モデルが登場

「シチズンコレクション」より、映画「E.T.」をモチーフとして、文字盤に有名なワンシーンを描いた限定モデルが発表された。描かれるのは、主人公エリオットが自転車のカゴにE.T.を乗せ、夜空を浮かび、満月を横切るシーンである。この夜のシーンを思わせるように、ケースはダークグレーに仕立てられている。

不朽の名作「E.T.」をデザインに取り入れた最新作

　シチズンは、「シチズンコレクション」のメカニカルモデルに、不朽の名作映画「E.T.」をモチーフにした限定モデルを追加した。最大の特徴は、主人公エリオットが、自転車のカゴにE.T.を乗せ、夜空を浮かぶシーンをインクジェット技術によって文字盤に描写している点である。また、文字盤7時位置にはオープンワークが施されているほか、グラスバックからもムーブメントの作動を鑑賞可能な仕立てとなっている。

文字盤以外にも見どころのある限定モデル

　本作に搭載されるのは、自動巻きムーブメントのCal.8277である。9時位置に24時間表示、5時位置にスモールセコンドを備え、7時位置にはオープンワークからテンプの作動を鑑賞可能である。

　世界限定350本の特別な本作に合わせて、「E.T.」のロゴが描かれた限定ボックスが用意され、文字盤と同じシーンが描かれた限定カードも付属する。

子どもたちとE.T.の信頼関係がテーマの名作

　スティーヴン・スピルバーグ監督により1982年に公開されたSF映画「E.T.」は、少年エリオットが地球に取り残された地球外生命体E.T.と出会い、仲間とともに帰還を助けようとする物語である。E.T.を侵略者ではなく理解すべき存在として描き、子どもとのあいだに信頼関係が育まれていく過程を中心に据えた点が特徴で、そのイメージは以後の作品やポップカルチャーに大きな影響を与えた。

　作品の中で広く知られるのが、エリオットがE.T.を自転車のカゴに乗せ、追ってくる大人たちから逃げる夜のシーンである。このシーンを思わせるダークグレーのケースと、ブルーの文字盤を背景として、満月と、満月を横切るエリオットとE.T.の姿がインクジェット技術によって描き出されている。