H.モーザーは、アヴェンチュリンガラスとマザー・オブ・パールによって夜空に降り注ぐ星々を表現した文字盤の「エンデバー・ミニッツリピーター シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン コズミックレイン」を発表した。10時位置には、ミニッツリピーターのゴングとハンマー、その奥には、ハンマーの作動に必要なレバーやカムといった機構が配される。また、6時位置では、テンプ軸の上部に沿って垂直に立ち上がる、同心円状のヒゲゼンマイが特徴のシリンドリカル トゥールビヨンの作動の様子を楽しむことができる。

アヴェンチュリンガラスを文字盤に用いた新作が登場
H.モーザーは、2時位置にオフセットされた文字盤に、夜空に降り注ぐ星々を表現した「エンデバー・ミニッツリピーター シリンドリカル トゥールビヨン スケルトン コズミックレイン」を発表した。文字盤はミニマルなデザインで、ミニッツリピーターを制御するレバー類や、音を鳴らすゴングとハンマー、シリンドリカル トゥールビヨンの機構と作動を鑑賞しやすくするため、それらを文字盤側に配置しつつ、大胆なオープンワークが施されている。
夜空に星々が降り注ぐ様子を表現した文字盤
本作の最大の特徴は、夜空に降り注ぐ星々がアヴェンチュリンガラスとマザー・オブ・パールによって表現された文字盤である。アヴェンチュリンガラスとは、ガラスの中に小さな銅の結晶を封じ込める複雑な工程によって独特のきらめきを放つことが魅力である。本作では、2 色のアヴェンチュリンガラスの小片をドーム型のベースに手作業で施し、H.モーザーならではのフュメ グラデーションを生み出した後、複数回にわたる焼成工程を経て仕上げられている。

その後、マザー・オブ・パールを薄く切り出してわずかに湾曲させたものを、ダイアルの輪郭、そしてあらかじめ彫刻を施した表面に沿って組み込む。マザー・オブ・パールが生み出す、繊細に虹色を帯びた輝きは、まるでアヴェンチュリンガラスの奥深くへと溶け込むかのような、夜空に降り注ぐ星々を思わせる表情を持つ仕上がりとなっている。

手巻き(Cal.HMC 909)。35石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約90時間。Tiケース(直径40.0mm、厚さ14.4mm)。世界限定20本。予価7507万5000円(税込み)。2026年11月頃発売予定。
高い完成度を誇る手巻きムーブメントCal.HMC 909を搭載
従来モデル同様に、本作には手巻きムーブメントCal.HMC 909が搭載される。10時位置には、ふたつの音色を使って時刻を知らせるゴングとハンマーが配され、その奥には、その打鐘する作動を正確に、安定して実現するためのレバーやカムといった機構が見え、その動きを堪能することが出来る。
6時位置には、シリンドリカル トゥールビヨンが配される。この名前の由来は、トゥールビヨンのテンプに用いられているヒゲゼンマイの形状である。H.モーザーは、テンプ軸の上部に沿って垂直に立ち上がる、同心円状のヒゲゼンマイを採用していることが特徴である。これは、H.モーザーの姉妹会社であるプレシジョン・エンジニアリング社が手掛けるもので、等時性を高め、安定した精度に寄与する形状である。そのほか、大胆にスケルトナイズされた地板、ブリッジにはモーザー・ダブルストライプが施され、数多くのレバー類の各所には、極めて高品質な面取りをはじめとする仕上げが施されている。



