セイコー プレザージュの琺瑯ダイアルモデルに新色登場

2017.12.13

「SARX053」。自動巻き(Cal.6R15)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(直径40.5mm)。10気圧防水。10万円(税別)。

 セイコー プレザージュから濃紺の琺瑯(エナメル)ダイアルを持つ新作が登場。2017年12月28日(木)より、セイコーブティックとセイコーウォッチサロンにて発売される。

 プレザージュは全ての機種に「トライマチック」と呼ばれるセイコーの独自技術を搭載し、高い性能を実現する機械式時計ブランド。トライマチックとはムーブメントの耐震構造である「ダイヤショック」と効率的な自動巻き上げを可能にする「マジックレバー」、そして主ゼンマイとヒゲゼンマイに用いられる対錆性と耐久性に優れた合金素材「SPRON」の3つのことを指す。

 そんな同社が機械式時計作りで培ってきた技術を積極的に投入する同ブランドの中でも、最も力を入れているのがプレステージラインだ。このラインでは漆芸家製作のダイアルなど、日本の伝統工芸を時計に取り入れる点が特徴で、本作の琺瑯ダイアルもそれに当たる。ダイアルを手掛けるのは40年以上にわたり、琺瑯職人として活躍する横澤満氏だ。

 今回採用された濃紺のダイアルカラーは冬の月夜に見立てた腕時計の中で、無限に広がる夜空を表現している。なお、月に該当するのは秒針の末端部分で、その三日月のような造形がまさに夜天に浮かぶ白月のようだ。

 また、クロコダイルストラップもダイアルと同じく濃紺に染められており、落ち着きある1本に仕上がっている。

横澤満
琺瑯職人。昭和46年富士ホーロー株式会社へ入社。以来、40年以上にわたって琺瑯に携わり続けている。その豊富な経験とノウハウの蓄積によって、繊細に造り込まれるダイアルにも琺瑯を施すことができる、日本でも数少ない職人のひとり。



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